第22回俳句同好会
2015年10月18日
俳句同好会の10月例会は16日午後1時30分から多摩市永山の永山公民館(ベルブ永山)4階和室で行われた。投句は事前にメンバー9人がメールで伝え合った。これにより当日は2人が欠席したが、全員が選句できた。
最高得点句は、海境(うなさか)を見ゐる鴉や秋の雨、2人が特選とし、3人が選句した。海境は海神の国と人の国を隔てるという境界(広辞苑)。ひいてはあの世この世の境。作者は旅先で雨に降られ、ホテルから水平線を眺めていた。そこに鴉がいた。実景を通じて幽明境を見ている。
投句に対して忌憚のない感想を言い合った後は6人が最寄りの店に行きビールで乾杯、和気藹々の歓談となった。これもサークル活動の延長である。
選句は以下の通り。カッコ内は選句者名。◎は特選句の印。