会報「杜の響き」第52号を発行
2016年05月08日
多摩稲門会は5月10日付けで会報「杜の響き」の第52号を発行した。これに先立ち長張紘一幹事長らが7日午前、公民館の印刷機で200部を刷り、午後から160部ほど会報やお知らせを袋に詰める作業を行った。これらは会員有志が他の会員宅に届けもするが、大部分は郵送される。
第52号の内容は、依田敬一会長が執筆した巻頭言、新春文化フォーラム・賀詞交歓会、春季文化フォーラム・懇親会、各文化フォーラムの要旨、サークル通信などは従前の通りだが、幹事長や副会長などを務めた故金子宏二さんの追悼文を載せていることが特筆される。
追悼文の執筆者は多摩稲門会の元会長、中川邦雄さん、同じく前会長の佐藤達雄さん、現幹事長の長張紘一さんの3人で、いずれも金子さんという人物の特徴をとらえた内容になっている。
中川さんは「怒らない人 金子さん」という見出しで「いささか難解なお人柄の金子氏は実は、感受性豊かで聡明で人情味溢れる大変魅力なお人である」と述べている。
佐藤さんは、金子さんが亡くなる20日ほど前まで懇談していたと述べ、「多摩稲門会にとって掛け替えのない方であった」と惜しまれている。
金子さんは永らくサークル「山歩きの会」のリーダーだった。長張さんは金子さん追悼の登山記を本ホームページにレポートしているが、追悼文では「金子さんは趣味多彩の方であったが、自分を多く語らなかった。また、他人の陰口や愚痴は聞いたことがない。謙虚さや自信があったのではないか」と書いている。
各サークルの活動を伝えるサークル通信の「俳句同好会」でも、川俣あけみ会員が「悼 金子氏」と前置きし、「古文書を広げしままや枯木星」と詠んで一句を載せている。 サークル通信では新たに「ボウリングの会」がスタートし、競技を楽しんだ様子が報告されている。また、会報とともに第2回ボウリング大会(5月21日)の案内が袋に同封された。