第30回俳句同好会
2016年06月19日
「俳句同好会」は6月17日午後1時30分から永山公民館・4階和室で行われたが、これが第30回目となった。メンバー10人が投句、選句して全30投句のうち20句が互選句となった。
とりわけ2席の「泰山木開きて烏兎(うと)へ捧げけり」が話題に。「烏兎」は太陽と月を意味する。ここでは天にいる大切な故人であり、泰山木の花が献杯用の器の形に似ている、というイメージが句作の動機になったという。
3席は原句が「あぢさゐの寺の虚空の遠祖かな」だったが、格助詞の「の」が三つあるとして「虚空や」と切り、下5は「かな」切れではなく「遠つ祖(おや)」と。川俣さんはそう直したうえで「句が大きくなる」と述べた。
選句は以下の通り。カッコ内は選句者名、特選は◎で表記した。(文責・川面)