ギタリストのソロ演奏と伴奏
2016年08月21日
カラオケサークル「いねの会」の8月16日・例会には11人が参加し、カラオケの合間に2時ほどプロのギタリストのソロ演奏を聴き、また伴奏で歌うというイベントを楽しんだ。
ギタリストは石村 洋さんで早大理工学部の出身。稲門会員の上條さんと旧知であったことから「いねの会」で演奏することになったもの。挨拶代わりにとまず「エストレリータ(小さい星)」、「愛のロマンス(禁じられた遊びのテーマ)」というギターの定番を弾いた。
続いて古賀政男が作曲した「影を慕いて」、「酒は涙かため息か」、「湯の町エレジー」、「悲しい酒」を弾いたが、これらは参加者たちもギターに合わせて歌った。
この後、「古賀政男は明治(大学)の出身。早稲田(大学)の唄、人生劇場を歌いましょう」と言った石村さんは早稲田の第二校歌とも言われる「人生劇場」の歌詞と前口上を用意していた。口上は石村さんの先輩仕込み。口上を述べたのは当日の参加者でNHKのアナウンサーだった西村さん、今でも朗読を教えているプロだ。
「人生劇場」の4番は〽端役者の俺ではあるが 早稲田に学んで波風受けて 行くぞ男のこの花道を 人生劇場いざ序幕♪と歌う。その前口上は「一人男子(おのこ)と生まれたる、宿世の恋のはかなさか、はたまた運命の悪戯か、浮き立つ雲にさそわれて一人旅立つ東京の、学びの庭は・・・早稲田なり。」と締める。昔の早稲田の青春がほうふつとする。
それから石村さんのソロ演奏。曲目は「太陽がいっぱい」、「第3の男」という映画音楽。「グラナダの花」、「シギリージャを踊るジプシー」、さらにショパンの「ノクターン9-2」、チャイコフスキーの「くるみ割り人形」から「花のワルツ」とクラシックまで聴かせた。
ギター伴奏での歌。順番に田中さんが「別れ船」、上條さんが「小樽のひとよ」、白石さんが「夜霧よ今夜もありがとう」、辻野さんが「乱れ髪」、稲積さんが「好きになられずにいられない」といつもと違う味を出していた。