「定評ある広東料理で和気あいあい」
2017年11月26日
68回目のグルメの会は11月24日、多摩センターのココリア6階にある広東料理店「桃里」で開いた。男性6人、女性ひとりの計7人が参加。寒さ厳しき折、温めた紹興酒を友に美味しさには定評ある料理を味わいながら談論風発のひとときだった。
鈴木忠男さんの音頭でまずはビールで乾杯。クラゲとキュウリの辛子漬けやカモの胸肉の燻製などの前菜が出てからは紹興酒で酒盛りに。シメジなど五種類のキノコが入ったフカヒレスープ、中華風のスパイシーチキン、エビとイカと野菜の塩味炒めが相次いで運ばれて、大相撲談義などで宴たけなわとなった。
恒例のショートスピーチでは、いつもは批判の対象になりがちだった安倍晋三首相が珍しく評価された。
鈴木さんは、学生の就職率が大幅に上がったことを特に取り上げ、「アベノミクスを評価する」、広田進さんも「世界全体の景気がいい」と指摘しながら、日経平均株価がバブル崩壊後の高値を更新したことに注目した。
西村弘さんも「外交は成果が上がらないとだめ」と注文をつけたものの、「安倍さんはよくやっている」。
世話役は「バブル崩壊後の日本経済はデフレに苦しみ長期低迷してきたが、アベノミクスが反転に向けた一石を投じたことは無視できない」と断じた。
新井正子さんは北朝鮮問題に絡めて、自身や弟の鈴木忠男さんが幼かった戦時中の苦労話を披露。山中康廣さんは小学校2年生で終戦を迎え、聞き取りにくかった玉音放送で「日本は負けたのかなあ」と感じたこと、防空壕の居心地の悪さから解放されたことなどを振り返った。長張紘一さんは東京大空襲の1週間後に生まれたそうで、「紘一」という名前が戦時中もてはやされた「八紘一宇」に由来していると説明。「最近では使われない字」と感慨深げだった。
黒酢の酢豚、エビのチリソースのあと、アサリとニラとショウガのチャーハンでしめてお開きとなった。