「いねの会」 地域福祉のシェア・マインドに寄付
2017年12月24日
カラオケサークル「いねの会」は12月19日正午から15人が参加して多摩市関戸のカラオケスナック「麗」で忘年会を兼ねた例会を開いた。会長の青木さんの音頭で乾杯した後、午後5時まで1人が4曲を歌い、「いねの会」としては今年の歌い納めとなった。
ここ数年、12月はビンゴゲームが恒例となっている。賞品は新たに購入したものと会員が提供したものを用意する。青木さんと辻野さんのコンビで箱の中から引いた番号が発表されるたびに「あった!」「ない!」という声。騒々しいが、盛り上がっている。やがてリーチ!という声が相次いだ。ついにビンゴ!と名乗り出た一番手は櫻井さんだった。選り取り見取りの中から高級焼酎を選んだ。その焼酎を得たいと思っていた者が落胆の声をあげた。それは筆者である。その後でビンゴ!という声が続いたが、なかなかビンゴにならない者も。時間節約でビンゴになったことにし、お情けの賞品をもらった。これも、かく言う筆者である。
今年のビンゴゲームにはNPO法人シェア・マインド代表の松本靖子さんが参加した。松本さんは多摩稲門会の会員であり、12月発行の会報「杜の響き」に「日本の食品ロス、貧困問題と、その解決への取り組み」と題した文を寄稿している。その中で困窮家庭への食糧支援、食品ロス解消のための倉庫維持など無料スーパーを展開する活動に取り組んでいると書いている。それには活動資金が必要であり、「いねの会」は参加者から寄付を集めて手渡そうと松本さんを招待したものだ。寄付には参加者15人だけでなく「麗」のママも協賛し、松本さんから「大変な額」と言っていただける金額が集まった。
多摩稲門会の活動目的は「会員相互の親睦を図り、併せて早稲田大学の発展と、地方文化の向上に寄与する事」となっている。これに加えて「いねの会」はシェア・マインドに寄付という形で地域福祉にも寄与したことになる。