2018.1(第172回)御岳山
2018年01月14日
1月9日、前日夜半から早朝まで雨が降っていた。予報では昼頃から晴れ空となる。
JR御嶽駅からバス10分でケーブル下まで、バスをおり急登を上った所にケーブルの滝本駅がある。
路面はしっとりと濡れていたが、滑るようなことはない。
風もなく湿気の多い冷気が漂っていた。
今日のメンバーは櫻井和子さん、中西摩可比さん、白鳥金丸さん、長張の4名である。
ケーブル内に犬専用のスペースがある。
大小5匹のペットが、それぞれ抱かれ床に伏せられ、おとなしく乗車している。
ケーブルは一気に400m登り御岳山駅に着いた。展望台からは雲のなびく関東平野のパノラマが望め、高層ビルの上部だけが顔を出す光景も見られた。
鳥居を通して御岳山、その頂に社殿が裾には神代ケヤキの枝ぶりが見える。
参道は右にカーブしながら天空の街並みに向かう。
左の谷を大きくカーブして平らの道となり、軽自動車も走れるようになっている。郵便配達のバイクが通り過ぎていった。
武蔵御嶽神社は紀元前91年に創建されたと云われている。日本武尊が東征の際、道に迷い白狼に導かれたことで「おいぬ様」を祀っている。神社は流石に重厚なものであった。
ケーブに同乗した犬たちも急な石段を上ってきた。
昼食の時間となっていたので、境内から長尾平分岐点の休憩所に向かう。
休憩所には幾つかのテーブルが用意されている。2・3のグループがそれぞれ昼食をとっている。珍しく若いグループもいた。
空いている日当たりの良いテーブルを一同囲む。背後から冷たい風が吹いている。
昼食後、長尾平分岐点から七代の滝への道を下る。御岳山から230m程下ることになる。よく整えられた杉林の中の急登が続く。一番下った所に滝があるが中々気配がない。
杉林の根を跨ぎながら慎重に下って行く。夏に生い茂る道端の草花は、今の時期にはない。
水の音が聞こえてきたが滝の音ではない。一つ手前の沢の渓流に架けられた木橋を渡り、尾根を回り込むとやっと七代の滝の渓流にでた。岩ばかりの川床は滑るようなことはなかった。
七代の滝は、周りこんで進まないと見えない。昨日は雨が降ったが、流量はさほど多くはなかった。
白鳥さんは滝つぼの水が甘いと云っていたが、口にして確認する人はいなかった。
滝の脇に鉄の階段がかけられている。慎重に鉄の階段を上り滝の上部に上る。鉄の階段は幾つか続き、いつの間にか七代の滝は遥か下に位置している。幾つかの滝が続き全部で八つほどの滝で構成されているが、階段の途中からは一つしか見ることはできない。
幾つかの階段を上り、岩を抱いた根を伝い次のスポットである天狗岩に着いた。
天狗岩からロックガーデン・綾広の滝方面のコースをやめて、最短で昼食をとった長尾平分岐点に戻る。神社の階段から神代ケヤキそしてケーブルの駅に着く。
奥多摩駅から登ってきた本格的な登山者や、女性一人の登山者も見られた。