「いねの会」有志10人 公民館ホールで合唱
2018年11月04日
「麗の集い」の第4回カラオケ大会が10月28日、多摩市の関戸公民館ホールで開催され、多摩稲門会のサークル「いねの会」の有志10人が「青春の城下町」という歌を合唱した。
カラオケ大会は、カラオケスナック「麗」の常連で構成する「麗の集いの会」が主催した。「いねの会」は「麗」を月に一度の例会の場として利用しており、これまでもカラオケ大会に有志が出場してきたが、合唱は初めてのことだ。
当日の「麗の集い」に参加したのは100人余りだが、そのうち多摩稲門会の会員は13人。午前10時から始まったが、稲門会は午後2時過ぎから最初に小林勲さんが「人間模様」を歌った。それから続いたり飛び飛びになったりしてそれぞれの持ち歌を歌った。
櫻井和子さんが「さざんかの宿」、尾ノ井光昭さんが「男の景色」、西村弘さんが「ろくでなし」、宮嵜紀子さんが「ひえつき望郷歌」、稲積滋さんは「慕情」という順。午後3時を過ぎて近沢市子さんが「雪の華」、川面忠男が「旅のつばくろ」、青木康成さんが「ほとめきの風」、田中亮介さんが「銀座セレナーデ」を歌った。5時を過ぎて白石徹郎さんが「玄海ブルース」、100番目に辻野多都子さんが「お島千太郎」。辻野さんは台詞を聴かせた。2人飛んで元フジテレビアナの浪久圭司さんが「冬隣」で美声を披露した。
これらの歌のうち戦前の歌は昭和14年の「旅のつばくろ」だけ、〽赤い夕陽の他国の空で 偲ぶ思いは皆同じ♪と不幸な歴史下の庶民の哀感を歌う。当日の歌の中でも最も古い。
「青春の城下町」は最後の106番目。10人が舞台に上がり、〽ああ青春の思い出は わが故郷の城下町♪と声を揃えて歌った。
「いねの会」は毎月第3火曜日に例会を開く。10月は18日、その日も「青春の城下町」を稽古のつもりで歌った。大勢で歌うと仲間意識が高まる。いい試みだと感じた。