【ラグビー早慶戦結果と大学選手権】
2018年12月02日
11月23日、好天の秩父宮ラグビー場には、19,197人の観衆が集まった。我がオッカケたいの呼びかけに呼応して参集された面々は、湯浅、吉川、櫻井、菊沢、林、浅井、遠藤、矢島(以上敬称略)の8名と竹内の合計9名。14:00のキックオフに12:00の集合時間をいとわなかったのはそのうち6名で、3名の方もお忙しい中をギリギリ試合前に駆けつけてくれた。
今季、早稲田、慶應、帝京、明治の4校がいずれも4勝1敗で、「対抗戦グループ」の優勝を争っている。更に12/2に、このグループの最終戦が終われば、「リーグ戦グループ」と呼ばれる、大学野球で東京6大学と別にある東都大学リーグのような存在と、関西リーグ、その他地域からの上位チーム合わせて14校が優勝を争う、第55回大学選手権への出場枠がかかっているのだ。
試合開始の前に、両校の選手がメインスタンド前でそれぞれの校歌を唄う。私たちも椅子から立ち上がり、拳を振って「都の西北」を唄和する。
さあ、前後半各40分の試合が始まった。両チームとも固い守りで0-0が続いた25分、早稲田SOの岸岡が中央線からの超長距離のDGを決め、さらに30分にFW幸重がゴール左隅にトライ、42分には、学生から唯一、全日本チームに選ばれている齊藤がPGと、早稲田が前半を11-0で折り返す。
秩父宮を青い空と白い雲が覆い、木枯し1号が吹くとの天気予報が外れ、いいことに、太陽を雲が邪魔してくれて、バックスタンドjからも手をかざすことなく観戦できる。
後半になると、ようやく慶應は5分にトライ、このコンバージョンを主将SO古田がしっかり決める。古田は一流ラグビー選手ではごく稀な医学部の4年生だ。その後、早稲田は23分に齊藤が我らがスタンドで見ている前を走り抜ける快走で、30分にCTB中野が186cm96kgの巨体を利してのトライで、21-7とリードした。名前を挙げた早稲田の4選手はみな3年生で、スタメン15人のうち、4年生は二人だけ。来年が楽しみだ。慶應も34分にトライを返すも反撃はそこまでで21-14でノーサイド、早稲田の勝利となった。
バックスタンド側の入出口から出ると、晩秋の銀杏並木が私たちを迎える。今年は暖かい日が続いたせいか、緑の木も残っていて全面黄金色とは云い難い。絵画館の方へ向かい信濃町駅から我らの祝勝会場「新宿ライオン」に向かったのであった。
この小文がアップされる12月2日には、ラグビー早明戦が行われる。ところが11月26日の関東ラグビー協会のHPに、「前売りが売り切れたので当日券はありません」との通告が出た。察するに、明治陣営が全学挙げて応援するのだろう。
明治が勝ち、早稲田が敗れれば明治は対抗戦グループで1位扱いで全国大学選手権の準々決勝に出場となってリーグ戦グループ3位の流通経済大と当たる。早稲田は同じく3位扱いとなり、大学選手権には2回戦からの出場になって関西の京都産業大が相手である。それに勝利すると次は準々決勝で現在、全国大学選手権9連覇中の強敵帝京大と当たる。
早稲田は勝てば対抗戦グループ2位扱いで、いきなり準々決勝進出となり、慶應対京産大の勝者と戦うことになる。明治はこの時、対抗戦グループで4位扱いになってしまう。明治にとっては、天と地の違い、というのは大袈裟ではあるが。