「異国の味、飲み放題で堪能」
2019年01月27日
75回目のグルメの会は1月22日、京王相模原線多摩境駅近くの「レッドロブスター多摩境店」で開いた。男性8人、女性2人の計10人が参加、カナダ産のロブスターとスペイン風パエリアで異国の味に舌鼓を打った。
まずは西村弘さんの音頭で乾杯、暖房が効いた店内で飲む生ビールは厳しい寒気の中を歩いてきた身にもかかわらず、はらわたに沁みるうまさだった。
ジャックダニエルのハイボールや秋田県の銘酒「雪の茅舎」などの飲み放題コースを頼んだせいで時間制限がつき、チーズと黒胡椒がかかったシーザーサラダを手始めにクラムチャウダー、ムール貝とアサリの白ワイン蒸しが次々と運ばれた。
目玉のロブスター(オマール蝦)は蒸した「スチーム」とバターを塗った「オーブン焼き」のどちらかを選び、ふたりで一匹ずつを分けあった。ハサミや先が二つに分かれたカニフォークでほじくり出した身には、伊勢海老にはない独特の旨味があった。
ホタテなどの貝類とパプリカなど野菜がたっぷり入った温かいパエリアで腹ごしらえができ上がり、恒例のショートスピーチへ。
川面忠男さんは、皇居の東御苑にある江戸城跡に天守の再建を目指す署名運動が進んでいて、警備上の不安から反対していた宮内庁が最近、反対の動きを収めたそうで、外国人観光客の人気の高さも紹介した。中国では三国時代の名将関羽の60メートルの銅像が造られ、静岡市でも駿府城の天守再建の動きがあるそうだ。各地で観光客を当て込んだ再建・建造活動が活発化しているという。
由井濱洋一さんは「今年春に平成が終わり、昭和から三時代を生きられそうですねえ。毎朝ストレッチを1時間やっています」。参加者最年長の新井正子さんは「昼間になんかやってないと動けなくなる」と健康法を披露した。
白内障の先進手術を紹介したのは井上一良さん。「普通の手術は焦点を近くか遠くのどちらか選ばなければいけないが、私の場合は全焦点。185万円かかったが、先進医療保険に入っていたので全額無料だった」。
西村さんは「徴用工」への賠償問題などが泥沼化している日韓問題を取り上げ、戦後朝鮮半島から引き揚げてきた奥さんが「朝鮮人はうそつきと激怒している。オレも同じ感覚」。一方櫻井和子さんは、「1965年の日韓基本条約締結直後に初めて訪韓した際タクシーから乗車拒否された。それは日本が韓国で苛烈なことをやったから、と感じた。日本も改めて反省して、と思いますけど」と複雑な心中を明らかにした。
尾崎隆教さんは北方領土問題について、「ロシアは『領土』を引き渡しても主権は別と言っているが、全然分からない。スターリンが火事場泥棒みたいなことをやって奪い取ったのに」と大憤慨。由井濱さんは「ロシア民族は反省なんかしない」と言い切り、広田進さんは「しっかりした軍備をもたないとちゃんとした外交はできない」と軍拡を求めるかのような主張を展開、論議は熱を帯びた。浪久圭司さんは「領土の奪い合いが戦争。いまはまず、二島を取り戻して平和条約を結ぶことが何より大事だ。外交は相手の考えを読まないといけない。安倍(晋三首相)は嫌いだが、実行力はあると思っている」と外交の奥深さを強調した。