多摩稲門会 「第68回文化フォーラム・新年賀詞交歓会」
2019年02月10日
平成31年2月2日(土)14時から18時、多摩市永山の多摩永山情報教育センター内にある展望サロン「美膳」で「多摩稲門会『第68回文化フォーラム・新年賀詞交歓会』」が開催された。
第68回文化フォーラムは、『ロス・ベベドーレス』(スペイン語で“飲み仲間”の意)8名によるギターアンサンブル演奏会であった。平松和己幹事長の開会宣言、尾ノ井光昭会長の年始挨拶、この演奏会をプロデュースした上條義喜会員の挨拶のあと、国分寺稲門会幹事長大橋忠弘氏による軽妙な司会で進められた。
演奏は第1部と第2部に分かれ、約1時間半、ギターの哀愁と澄んだフルートの音色で約80名の聴衆を魅了した。演奏はスペイン伝承曲の「メムエロモレナ」で始まり、次に誰でも知っている「愛のロマンス」(映画『禁じられた遊び』で有名)と続き、「テネシーワルツ」、「百万本のバラ」など、ギターアンサンブル特有の共鳴した躍動的なリズムが聴衆の心を揺り動かした。
ひとつひとつの曲の紹介が司会の大橋氏によってきめ細かくなされ、演奏の前に曲の持つ情景が頭の中に浮かびあがり、感動を増幅させた。第1部の最後にフルートの独奏によるビゼーの「アルルの女より メヌエット」が演奏され、第1部が終了した。第2部は「あの丘越えて」「うそよ今夜も」など日本の歌謡曲が続き、最後に「コンドルは飛んでいく」が演奏され終了となったが、“アンコール”の声が入り、タンゴの名曲「ラ・クンパルシータ」と日本の歌謡曲「乱れ髪」で演奏会を締めくくった。1stギターの軽やかなリードに2ndギターと3rdギターが熟練の技術でしっかりと寄り添い、重厚なアンサンブルを醸成した。コントラバスの重低音もアンサンブルを下支えし、心にズンと響いてくる音だった。
卓越したフルートの音色もギターと違って、耳にすっきりと清らかに入り、いつまでも余韻が残るすばらしい演奏だった。今回、稲門会関係者だけでなく、一般のお客様にもご入場いただき、共に新春の多摩稲門会主催文化フォーラム「ギターアンサンブル演奏会」を楽しんだ。長張紘一副会長の閉会の辞と次回文化フォーラム(講演者阿部裕行多摩市長、演題「多摩市の健幸まちづくり」)の紹介で、第68回文化フォーラムを終了した。
引き続き第2部の新年賀詞交歓会が、浅井隆夫副会長の開会の辞、中川邦雄名誉会長の乾杯音頭で始まり、益田幸兒幹事の司会・進行で進められた。哀愁のこもったギター演奏の名曲「愛のロマンス」(禁じられた遊び)、ラテン系の音楽「コンドルは飛んでいく」、ダンス音楽の「ラ・クンパルシータ」、フルート演奏の「メヌエット」など多様な音楽が聞けて、参加者も満足げに談笑していた。酒を酌み交わし、旧交を温め、懇親会会場は50名を超える参加者で活気のある新年会となった。会場の展望サロン「美膳」は部屋が広く、ゆったりと会話ができ、会員の多くは席を移動して語り合っていた。夕暮れの窓から影富士も見え、広い窓ぎわにたたずむ人もいた。
多摩三田会、多摩白門会の来賓のスピーチ、新入会員、参加会員のひと言コメントが続いた。文化フォーラムで演奏した「ロス・ベベドーレス」のメンバーも懇親会に参加し、ギターやフルートの魅力を会員に伝えていた。稲垣友三副幹事長の閉会の挨拶の後、参加者が全員で肩を組んで、校歌「都の西北」を斉唱した。野宇進会計幹事の力強いエール発声で閉宴した。
文化フォーラム及び新年賀詞交歓会参加者(敬称略):
浅井隆夫 青木康成 荒井孝之 石川良一 井石道彦 稲垣友三 稲積 滋 井上一良 遠藤千尋 尾ノ井光昭 加来健一郎 上條喜義 川面忠男 川俣あけみ 子幡嘉之 小林 勲 坂田洋介 櫻井和子 白井昭男 白石徹郎 田辺繁友 竹内二郎 辻野多都子 中川邦雄 中村昭夫 長張紘一 浪久圭司 西村弘ご夫妻 野宇 進 平松和己 福田 宏 福田かほる 藤井國男 藤原雅博 本保和雄 益田幸兒 又木淳一 水谷 求 森 悦美 山中康廣 湯浅芳衞 由井濱洋一 吉川啓次郎 吉田富康 鷲野和弘 (以上46名)
来賓 加島正道 加藤敏雄 清家謙吾(多摩三田会) 小林誠司 小島 豊(多摩白門会)その他お客様多数