第67回俳句同好会
2019年07月21日
多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の7月例会が19日、多摩市の永山公民館・学習室で開かれた。
当日の高得点句は〈遥かなる時の隠るる木下闇〉でメンバー7人のうち作者を除く5人が選句した。選句しなかった1人は「遥かなる」という措辞が抽象的であり、具体的なイメージにつながる措辞が欲しかったと評した。
〈夫一語我一語さくらんぼ食む〉は佳句だが、高浜虚子に〈彼一語我一語秋深みかも〉という句があるという指摘があった。これに対しては「虚子の句は有名であり、短歌の本歌取のように人口に膾炙している句を踏まえた句は許される」という説明があり納得された。
選句は以下の通り。カッコ内は選句者名(特選句は◎で表記)。