2019.9(第186回)高尾山
2019年09月15日
「山歩きの会」例会は9月10日、久しぶりに高尾山を目指す。2日前の日曜日から月曜日の未明にかけ、台風15号が関東地方を直撃し、特急電車並みの速さにもかかわらず千葉の房総地区は甚大な災害に見舞われた。風雨の後の山路が気になる。
中西摩可比さん、中川邦雄さん、川面忠男さん、林 譲さん、高尾威広さん、鷲野和弘さん、長張紘一の7名の参加である。高尾さんは8月に入会され初参加、鷲野さんは再入会され、以前、金子世話人の時代に2度参加されていた方である。朝から蒸し暑く猛暑が予想されている。いつもの様に高尾山口駅前は混んでいた。
10時前全員集合した。初めての方にそれぞれ紹介し6号路へ進む。
しかし、6号路登山口は、台風により電線に倒木がかかり通行止めとなっていた。仕方なく高尾病院の裏側の急登のコースに変更。急な上りは樹々に覆われてはいるが、蒸し暑く早々に汗が噴き出してくる。
2号路に入る道は、岩や大木の根が多くあまり好まれないコースであるが、6号路が閉鎖されているので仕方なくこのコースを選ぶハイカーは多かった。何組かの人達を遣り過ごしながらゆっくりと登って行く。久ぶりの山登りは足にこたえ蒸し暑かった。
途中、琵琶滝に下りて6号路に入る事もできたが真っすぐ登る事にした。高尾山駅に至る最短のコースである。6号路の閉鎖区間は入り口付近だけのようであった。急登は続きただ黙々と上って行く。昨日の台風15号の風雨で、千切れた葉や小枝が山路に積もっている。
山頂に至るメインの参道は賑わっていた。展望台からは関東平野の景色が広がっている。景色は湿気のためか少し霞んでいた。たこ杉を過ぎサル園の前に園児たちの行列が続いている。ケーブルを利用した団体である。男坂・女坂の分かれ道で、先行部隊は当然の様に楽な右側の女坂に向かっている。最初の急登に、結構エネルギーを消費したようであった。
薬王院境内の六根清浄石車は大きく、六角の面に眼耳鼻舌身意と彫られている。廻すにはかなりの力が必要であった。願叶輪潜など、いろいろご利益を得るための仕掛けに挑戦する若い人であふれていた。北島三郎の歌が聞こえ、鐘の音が響いている。途中の売店でそれぞれアイスクリームを食べ休憩をとりながら先へ進む。
中川さんは、近々に熱海市の老人ホームに移るための引っ越し作業が待っている。そのためこの場で皆と別れた。熱海市から高尾山へは少し遠すぎる。最後の高尾山となるのではないかと思う。ご本人も長年訪れていた高尾山に来られたことは嬉しいと仰ていた。
4号路のつり橋みやま橋を渡り蛇滝コースで下山することにした。