第77回俳句同好会
2020年05月17日
多摩稲門会の「俳句同好会」は5月15日午後、メンバー宅で開かれ、4人が出席、メンバーの残り3人はメールで投句と選句を行なった。出席者も3密を避ける形で句会を進めた。早稲田大学校友会本部は9月末まで稲門会の活動中止を呼びかけているが、それを承知で実行した集いである。俳句同好会は早稲田大学校友会の末端であろうが、一律の規制に従わず自由にして闊達、かつ社会に対して責任をもって行動すればよいと考える。
そんな雰囲気の中で5月の投句はコロナ禍を背景にした句が全投句の3割になった。時事俳句でありながら時事俳句を超えた俳句もあったのが俳句同好会らしいと言えるだろう。一例を挙げれば〈世を捨つる人の如くに四月尽〉は「願わくは花の下にて春死なむその如月の望月の頃」と詠んだ世捨て人の西行法師の歌を踏まえ句である。
選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名(特選句は◎で表記)。