カラオケサークル「いねの会」再開へ
多摩稲門会のカラオケサークル「いねの会」は2020年9月を最後に休会となっていたが、1年3か月ぶりに12月から再開されることになった。従来は毎月第3火曜日だったが、今後は第3水曜日に変更して行う。時間は正午から午後5時まで、会場は京王線聖蹟桜ヶ丘駅に近い「京」という店だが、従来の会場「麗」が閉店した後の店で変わらない。
「いねの会」はコロナ感染者が増え緊急事態宣言が発令されたため自主的に活動を止めた。休会となり、会長をはじめ世話役の幹事長らも任を解かれた。その時点で活動にいったん終止符を打ったわけだ。
今年に入ってコロナ感染増が抑えられてきた10月、再び「いねの会」のメンバーだった有志が稲門会とは切り離した自主的な活動としてカラオケ会を開いた。会の名は「ピアチューレ」で名付け親の上條喜義さんが世話人を引き受け、会場となる京と話して実施日は第3水曜日となった。
「ピアチューレ」は11月も17日に開かれたが、その場で上條さんがコロナ感染者の減少状況を踏まえ今後は多摩稲門会の活動として実施することを提案、参加者が賛同、世話人は上條さんが務めることを申し合わせた。その際に会の名も「いねの会」と旧名を復活することに決めたものだ。
11月の「ピアチューレ」は、メンバーの稲積滋さんが88歳になったことから米寿の祝いをすることも目的になっていた。辻野多都子さんが提案したが、稲積さんの耳には入れていなかったので稲積さんにはサプライズとなった。
辻野さんから花束を手渡した。参加者には89歳の田中亮介さんがいた。「いねの会」を立ち上げた先輩であり、来年は田中さんの卒寿の祝いもしようと申し合わせた。
「有志の会」のピアチューレは今年3月に発足したもののその後の緊急事態宣言のため中断、3回開いただけで11月が最後となった。当日は13人が参加し、1人あたり5曲ずつ歌った。多摩稲門会の会長である尾ノ井光昭さんは田中さん、稲積さんら80歳代を励ます気持ちを込めて阿久悠の作詞、杉本眞人作曲の「あなたの背中に」を歌った。「あなたはまだまだ男ざかり その気にさせたい応援歌 あなたの背中に送ります」と歌詞にある。尾ノ井さんは「70歳代から80歳代に送ります」と付言した。
筆者は60歳代で「いねの会」のメンバーになったが、70歳代を過ぎて現在は80歳を超えた。尾ノ井さんのエールを受けて今後も歌おうと改めて思った。歌い出した時は声がよく出なかったが、歌っているうちに腹から声が出るようになった。カラオケは健康にもいいのだ。
(文責・川面)