第145回俳句同好会
多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の新年初句会が1月16日午後、多摩市関戸の公民館和室で開かれ9人が出席した。兼題は「福袋」と「氷柱」。当日の句会は第145回、活動を開始して以来13年目に入った。句会終了後は最寄りの鮨店に移動し、新年会を開いて懇親した。1人ずつ新年の抱負を語ったが、句集を発行することになり準備を進めている人がいた。
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選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名(特選は◎で表記)。
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いつしかに消えし人あり草氷柱――川面忠男(辻野◎、松井◎、川俣、富山、長張、又木)
言ふことを聞かぬも演技猿廻し――澤本登代子(長張◎、川面、又木、松井、宮地)
梢(うれ)枯れて空こまぎれの幾何模様――富山珠恵(川俣◎、辻野、長張、宮地)
生き延びし身には眩しき雪の富士―辻野多都子(川面◎、長張、松井)
枯野来て亡き後一年修しけり―――川俣あけみ(宮地◎、澤本、辻野)
そらんずる考の漢詩や初硯―――川俣あけみ(又木◎、川面、富山)
いつか来し園に咲きたる水仙花―――川面忠男(富山◎)
欲しきもの「創」の字入れし福袋―――辻野多都子(澤本◎)
つい買ひし頃もありけり福袋―――松井秋尚(川面、富山)
学舎の窓を照らせるとんどの火―――川俣あけみ(又木、宮地)
一滴の雫集めし草つらら―――長張紘一(松井、宮地)
焼きたてのパンだけ買ひに冬日和―――宮地麗子(松井)
友連れて秘湯の宿の軒氷柱―――澤本登代子(川面)
気紛れに七草探す野辺の路―――長張紘一(澤本)
鳥総松(とぶさまつ)昭和刻々二世紀へ―――又木淳一(辻野)
福袋膨らみ競ひて並べらる―――松井秋尚(長張)
寒晴や素数きりりと立ちてあり―――富山珠恵(又木)
束の間の心の弾み福袋―――川面忠男(澤本)
鏡餅上に載せたる金の馬―――澤本登代子(辻野)
山頂は氷点下なりなめこ汁―――宮地麗子(川俣)
乗初の自動運転バス漫ろ―――又木淳一(川俣)
ビル近き池に群なす浮寝鳥―――川面忠男(富山)
足摺岬
亀呼べば我も呼ばれぬ冬の海―――辻野多都子(川俣)
初鴉明治神宮代々木口―――又木淳一(澤本)
(文責・川面)

















