2006.11(Bコース) 青梅丘陵
明日から師走に入る今日、朝から薄ら肌寒く薄セーター・ジャンパーを着ても駅までの道のりは汗ばむことはなかった。多摩稲門会の山歩きの会の初参加は丁度一年前であり今回で16回目にもなる。若輩のほうであるがメンバーとも馴染めるようになり、あまり気を遣う必要もなくなってきた。金子さんとホーム下の階段で一緒になり立川の10時集合場所に向かった。湯浅さん柴田さん青木さんとはホームで落ち合うことができたが、青梅行きのホームが間違っており、ホームを変えてそこで川面さん橋本さんと全員7人揃った。
今日の山歩きは青梅丘陵ハイキングコースの中間にあたる日向和田駅から上り、青梅駅まで楽なコースである。丘陵の上り口付近にある横吹の天然記念物、大イヌグスの大木で乳頭が大きく振り下がっている。
丘陵への上り途中に群生しているミヤマフユイチゴは小刺が生えている真っ直ぐな蔓が地面を這っており、赤い実が沢山なっていた。口に入れてみたら甘酸っぱく結構旨いものであった。
尾根筋に生えていたフユイチゴの葉は丸めで刺がないので区別がつく。小1時間上りきると2・3人が横に並んで歩ける整備された尾根筋道にでた。直に史跡である物見櫓の矢倉台に着き、そこの休憩所で昼食をとる。物見の場所からの景色は遠く日の出町の丘陵が広がっている。二級基準点の場所で16世紀中ごろの重要な戦略上の場所であったと記していた。
食事を終えてなだらかなハイキングコースを下る。紅葉の落ち葉の鮮やかなカーペットが続いていた。
尾根道を青梅方面に進むにしたがって美しいより見事な紅葉が現れ、晩秋の景色を次々に愉しむことができた。
紅葉見物は込み合っている遠い行楽地に行かなくても、少し足を使えばこのような近場で十分堪能できるのではないか。
紅葉は、他の樹木の間に混じって特に紅く鮮やかに色着いていた。
終着点の青梅駅近くの永山公園のグランドの端にあった滑り台のうえから撮った写真である。下の方に青梅駅に停車している電車が、紅葉の間から見通すことができる。青梅の市街に下りレトロ映画の看板などを見学した。マンションばかり目立つあまり活況ある街には見えなかった。シーズンが過ぎてしまったのかも知れない。
歩いた後の恒例のビールは、立川駅ビルで飲むことになった。紅一点の柴田さんにも付き合ってもらった。昨日郵送された「杜の響き」は文芸特集号として企画され原稿を募られたが、載っているメンバーは私も含めて山の会のメンバーがほとんどである事を指摘したら、そもそも多摩市稲門会は「山歩きの会」からスタートして、カラオケの「稲の会」・「グルメの会」、「悠々歩く会」等々幾つかの会が派生した経緯があり、中核としての会の位置づけであり広報としてもこれで良いとの事であった。多摩市以外からのメンバーも多く参加しており、隣辺の稲門会や三田会などの活動状況と比較して活発であることを自画自賛し大いに盛り上がっていた。話は更にエスカレートして来年夏の特別企画は、富士山の他、北岳や甲斐駒ケ岳も考えて欲しいとの要望も出て、益々目指す山が上級に向かってきた。アルコールが冷めた後はどうなる事やら。 長張 記