多摩稲門会「第43回文化フォーラム・新年賀詞交歓会」
平成24年1月28日(土)14時~18時、市内関戸の「京王クラブ」で多摩稲門会の「文化フォーラム(第43回)」と「新年賀詞交歓会」が行われた。
講演会に先立ち佐藤会長より日頃の御礼と「龍の年」の会員の躍進を期待する旨の挨拶があった。また多摩稲門会として、①「11月18日(日)に早稲田大学鎌田総長をお迎えして開く「三多摩支部総会」の稲城稲門会との開催、その時の講演者、藤島昭東京理科大学長のご紹介とアトラクションで「早稲田稲門(OB)グリークラブ」の招待を発表。②「組織強化委員会」(委員長湯浅芳衛副会長)が新たに発足。今後の具体的会員増強活動への協力依頼があった。
文化フォーラムは第43回となり、「助け合いのコミュニティ」のタイトルで、井上茂氏(常磐大学コミュニティ振興学部長・教授)をお迎えした。氏は司会・川面副会長のご紹介で、早稲田大学政治学部を1964年に卒業、日本経済新聞社に同期入社の間柄である。社会部の記者から自治・地域・都市問題のエキスパートであり、編集委員、解説委員を歴任され、現在に至っている。
講演の内容は、身近な街づくりの中で如何に価値のあるコミュニティ作りをして行くかが、現役世代のタテ社会からシニア世代のヨコ社会に移行する中で、考え方、行動の仕方を理路整然、また具体的事例、貨幣的物品を示されながらユーモアを交え語られた。特に多摩においても高齢化が一段と進み、新たな「助け合い」のコミュニテイ作りが必要、喫緊な課題となっていることは自明となっている。会員の寺沢史さん(稲城市元教育長)から懇親会で、現在の学校教育の小学校の学区制で自由に選択するところが増えているが、長い目で見ると地域コミュニティでの弊害が多く出ており、見直す必要性を強調された。今後の議論の推移を注目して行きたい。講演全般に亘って会員にとって肯くことが多く、これからのコミュニティ作りに大きなヒントとなったと思われる。
引き続き「新年賀詞交歓会」。会長の開会挨拶、若杉先輩の乾杯。多摩稲門会では参加者全員のスピーチを行うことが慣例となっており、浅井隆夫さんの時事解説「野田内閣の正念場」、由井濱洋一さんの「早稲田女子サッカーの」動向、按田弘さんから「歴史に遊ぶ会」での活動、有田幸平さんから「ラグビー」への思い、吉川啓次郎さんから「ネパール訪問」の話、田辺繁友さんから「アイパッド」実演、など、また「8サークル活動」の現況など次から次へと続き、あっという間に時間となってしまった。さすがに話し好きな集まりで、盛り上がった。終わりに恒例の「都の西北」とエールの交換を行い、和やかな内にお開きとなった。 (文責―平松和己)
参加者; 浅井隆夫、有田幸平、按田 弘、石井卓治、稲垣友三、井上一良、稲積滋、尾ノ井光昭、加来健一郎、金子宏二、上条喜義、川面忠男、佐藤達雄、田辺繁友、寺沢史、中神尚男、長張紘一、橋本 孜、半田正久、平松和己、藤井國男、前田光治、叉木淳一、松本弘之、湯浅芳衛、湯川俊、吉川啓次郎、吉田 浩、若杉公明、 以上29名。