11月のグルメの会 おしゃれな店構えで手の込んだ料理を。
2013年12月03日
44回目のグルメの会は11月27日、吉祥寺駅に近い和食店「和(かず)」で開いた。東急百貨店から徒歩2、3分のこの店は、多摩稲門会副会長の井上一良さんの息子さんが経営している。グルメで知られる井上さんの息がかかっているせいか、選び抜かれた酒と料理に大いに酔いしれた。
参加者は11人の予定だったが、当日朝になってひとりが体調を崩し、もう一人が集合時刻間近になって急用ができ、いずれも欠席。女性ふたりを含む9人が参加した。
最初に「長老」の田中亮介さんが音頭をとり、ビールで乾杯。鮮魚のカルパッチョに続いてそばのサラダが運ばれた。お造りは本マグロの中トロや平目、生き締めの真鯛など6点盛り。鮮度の良さが自慢だ。白身魚のタルタルフライと鶏の黒胡椒照焼を味わった後、鶏鍋が登場した。シメジ、エノキ、舞茸、椎茸も入ったこの鍋はまさに絶品。厳しさを増した寒さも手伝って、スープの旨みがいつまでも口の中に残った。
参加者全員によるショートスピーチでは、元NHKアナウンサーの西村弘さんが前回に続いて1964年の東京五輪を回想。テレビカメラや録音機の技術革新をもたらした半面、冬に豪雪に見舞われた秋田県などでは余り変化はなかった、と地域格差の大きさを指摘した。
井上一良さんは、この店のあるじの息子さんが焼鳥屋などで10年ほど修業してきた足跡を紹介。新井正子さんが「ランチも始めたらいかが」と勧めたが、「ほぼ年中無休。身体がもちません」と親心をみせた。
多摩稲門会の長張紘一幹事長や田中亮介さん、川面忠男さん、白井昭男さんら吉祥寺周辺に縁のある人が多く、思い出話で大いに盛り上がった。