2014.5(第144回)高柄山
2014年05月18日
5月17日の例会は、中央本線南側に並行する山並みの一つ高柄山である。
中央道の談合坂パーキングから見る南側の異様な山並みが印象深く記憶に残っている。今回の山はこの山並みである。
今日のメンバーは、中西摩可比さんと宇田川登さん、長張紘一の3人と小人数となった。久しぶりの宇田川さんは多摩市から山中湖村に住居を移してから5年以上と長くなるが、山梨県方面の例会には参加を頂いている。
聖蹟桜ヶ丘駅ホームで中西さんと定刻より早めで落ち合うことができ、そのままホームに来た電車に次々に乗り継いだため、四方津駅には宇田川さんと合流する待ち合わせの半時間ほど前に到着してしまった。
9時14分の大月駅方面からの電車到着した宇田川さんと合流し、四方津駅から徒歩開始となる。鉄道駅からの徒歩開始は、バス等のアクセスを考慮せずに行動できるのでありがたい。
四方津駅の南側に行くため、コの字に鉄道わたる。街並みを抜けて南側に構える山並みに入り徐々に高度を上げて行く。カメラを構えている集団に出会う。彼らはここから遠望できる鉄橋を通過する列車を撮る連中とわかった。
四方津駅で暫くの間、駅に行き交う人々を垣間見ることができた。この時間帯では僕が良く利用する京王線の北野駅1つ手前の長沼駅とあまり変わらない閑散とした田舎の駅の雰囲気であった。
四方津駅前には北側に丘陵が構えていて駅からは丘陵の上にある大団地の姿は全く想像できない。丘陵の斜面に見上げる透明の樹脂で囲われたエスカレータの設備がある。昔の水路ダムのようである。
僕らはかなり急坂の山道を登り、高度を上げて山奥まで来た思いをしていたが、目の前に整備された真新しい道路が現れた時は一瞬戸惑ってしまった。
道路上部の信玄ゆかりの「御座敷の松」の休憩所からは富士の上部が見えていた。一般には使用されない道路を2回ほど横切りハイキング道は続いていた。
高柄山までは昼食の時間をかなり過ぎることで、途中日陰の平らな所を選び昼食をとる。
上野原の街並みも四方津に似ている。どちらも桂川の流域で中央本線は川の近くの低い位置を走っている。街並みはかなり上部の平らな場所に広がっている。河岸段丘の自然の地形の姿であろう。足を引きずりながら住宅が現れた時はほっとした。ゆっくりと桂川の対岸にある上野原駅に街並みを進んで行く。
鶴島のムクノキは山梨県指定天然記念物である。県下最大の巨樹で、たびたびの落雷で大きな空洞があり、大人3人が入れる大きさとのこと。733mの低山にしてはかなりハードな山歩きとなった。