平成26年度定例総会・文化フォーラム・懇親会の報告
2014年07月06日
平成26年6月28日(土)、多摩稲門会26年度定例総会・文化フォーラム・懇親会が聖蹟桜ヶ丘駅近くの「京王クラブ」で行われ、雨天にも拘らず多数の会員が出席した。
・第35回定例総会(午後1時~1時45分)
午後1時、長張幹事長の司会の下、多摩稲門会依田会長の挨拶、来賓としてお招きした早大地域担当副部長鈴木嘉久氏の紹介と挨拶があった。
鈴木氏は、中野駅近くに竣工された国際学生寮・早稲田キャンパスで建設中の大学の施設等設備状況、文科省管轄の「グローカル10プロジェクト」を巡る熾烈な大学間競争の実情を語られた。
又、大学側提供のパンフレットの内容説明、校友を対象とした健康づくり研究への積極的な参加を呼びかけられた。
(総会)
総会議長には加来副会長が選出され議事が進行した。
長張幹事長より三議案・平成25年度活動・〃決算・〃会計等の報告があり賛成多数で決議された。更に、三議案・平成26年度活動方針・〃予算案・その他(会則の一部変更含む)の報告があり、賛成多数で決議され総会は無事終了。出席会員(40名)
引き続き、藤井副会長より11番目として誕生したサークル「ライブ演奏同好会」の紹介があり、7月12日に開催される第1回イベント開催の案内があった。マンドリンとギターの合奏・参加者とのコラボ合唱など趣向に工夫された企画です。
※7月12日(土)午後5時半~7時 場所:多摩永山情報教育センター(旧CSK)
(会費¥4,000(飲食付き)、演奏会のみ¥1,000奮ってご参加を!)
支払いは事前に必ず振り込み用紙利用の事。
休憩の合間、湯浅文化フォーラム委員長よりご提供の「早慶6連戦」DVDが会場のプロジェクターで上映された。湯浅氏の丁寧な説明があり、本日の文化フォーラムの演題『世紀の名勝負・早慶6連戦』・当時の石井連蔵監督の謦咳に接する興奮が会場に一気に高まった。
・第53回文化フォーラム『石井連蔵氏 講演会』(午後2時~3時30分)
演題「世紀の名勝負・早慶6連戦」
早稲田スポーツを愛する校友待望の講演会は、湯浅文化フォーラム委員長、浪久氏(元TV会社役員)のご尽力で実現した。会員の皆さんと共に湯浅・浪久両氏に心から謝意を表します。
依田会長の挨拶に続き、講演の労をとられた浪久氏から石井連蔵氏、付き添い役の亀田氏(元早大野球部外野手・昭和34年春優勝メンバー)の紹介があった。
石井連蔵氏は御年82歳にも拘らず矍鑠とされ来場者を驚かされた。背筋をピーンと伸ばされ元気よく明瞭な声で講演を始められと、会場は一言も聞き逃すまいとする参加者で静まり返った。
昭和35年秋、神宮球場周辺は早慶戦を見る大観衆と対象的な安保騒乱最中の多数の活動家が加わり騒然としていたそうです。
リーグ戦優勝は・早慶戦次第(早稲田連勝が条件)、同率の為、優勝決定戦できまる東京6大学リーグ戦史上初の6連戦の名勝負になった。
早稲田は事前の早明戦後2週間試合がない。その間選手の戦意高揚激しく、さすがの石井青年監督もクールダウンも出来ない状態になった。
如何にすれば勝てるか?「寝る間も惜しみ練習しよう」「練習量は昼夜すれば2倍になる」等無理なガンバリズムに陥った。
石井監督は学生野球の父・飛田穂洲先生(初代監督)に相談、「休養をとり心身のバランスを整え臨め」との助言を得て急遽練習方針を変更された。
6連戦中5連投と獅子奮迅の活躍をした安藤元博投手のエピソードでは、安藤選手の日頃の鍛錬振り、学生としての本分を全うする姿勢に一目置き敬意を抱かれたそうです。
アンダースローから浮き上がってくる速球は慶応の選手も最後まで打ちあぐんだ。下半身を鍛えるために徹底的に走り込みをした賜物。
続いて司会役浪久氏と石井監督とのトーク、来場者との質疑に入った。
慶応の強みは?選手起用のコツは?「勝負の局面」で起用した選手の秘話、盟友であり親友でもある慶応前田監督の人柄・友情、5連投を命じた安藤投手の選手生命にはリスクがなかったのか?今季優勝を逃した現役への期待等を質問者に丁寧に返答され、会場には「鬼の連蔵」から「仏の連蔵」へのオーラが漂った。講演終了後聞きに来て良かった、との感謝の声があちこちで聞かれた。
参加(66名)
・懇親会(午後3時45分~6時)
石井監督・亀田両氏も参加され、来賓(各地域稲門会・多摩三田会)各位と共に懇親会が始まった。
尾ノ井(会計幹事)の司会で進行、藤井副会長の開会の挨拶、湯浅副会長の乾杯音頭と続き、講演の熱気冷めやらず和やかに石井連蔵監督を囲み会員各位との歓談の輪が広がった.
多摩三田会、地域稲門会代表の挨拶も早慶6連戦の思い出話につき、会場は更にヒートアップ、石井監督も各位との交流を大変楽しんでおられたが、ご高齢を考慮し途中で退席していただいた。
恒例の会員近況報告では、やはり早慶6連戦の話題に終始、早稲田大学OB否慶応OBと共にこの「レジェンド」を誇らしく思った。
依田会長以下幹事諸氏の挨拶の後、稲垣副幹事長のお開きの挨拶があり、平松副会長の指揮の下全員で校歌を斉唱・エール交換し閉宴。
懇親会参加者:(敬称略)
青木康成・浅井隆夫・石川良一・稲垣友三・稲積 滋・遠藤千尋・尾ノ井光昭・加来健一郎・
金谷勇作・上条喜善・河合一郎・川面忠男・小林 勲・桜井和子・佐藤善昭・白井昭男・
田島重光・田中亮介・津波朝日・寺沢 史・中西摩可比・長張紘一・浪久圭司・野田豊實・
橋本 孜・浜松国雄・平松和己・広田 進・藤井國男・古屋祥一・星野英仁・前田光治・
白鳥金丸・三浦幸一・湯浅芳衞・吉川啓次郎・依田敬一
以上 会員(37名)、一般・校友(2名)、
来賓――大学1名、多摩三田会2名、狛江稲門会2名、
調布稲門会2名、町田稲門会2名、日野稲門会1名
府中稲門会2名 計(12名)