9月の「いねの会」 秋の唄を歌う
2014年09月21日
カラオケサークル「いねの会」は毎月第3火曜日に催される。9月は16日、名実ともに秋らしくなったせいか、参加者の中には秋の唄を歌った人が少なからずいた。また李香蘭こと山口淑子さん、作詞家の山口洋子さんの訃報が相次いだことから二人にゆかりの唄が歌われた。
当日の参加者は12人、会場は多摩市関戸のカラオケスナック「麗」で正午に開始。ビールで乾杯の後、昼食はカレーライス、飲み放題で肴に鯖の塩焼き、煮物、ところてん、会員から日本酒やチーズとチョコレートの差し入れもあり、食べ物と飲み物は十分。参加者の間ではおしゃべりも盛んで「唄を聴こうじゃないか」という声も出たほど。それだけ和気藹々の会だった。
秋の唄は竹本さんが「秋止符」、橋本さんが「里の秋」、井上さんが英語で「セプテンバー・ソング」、辻野さんが「思秋期」、「九月の雨」などを歌った。
竹本さんは歌唱力に富む人。橋本さんは「童謡で動揺させる」と童謡を一曲は選ぶのがパターン。井上さんは早稲田大学の音楽サークル「ハイソ」のボーカルだった方で、メロディーは服部良一、リズムは浜口庫之助に師事したという本格派。辻野さんは声に伸びがあり、選曲も個性的だ。
山口淑子さん哀悼の唄は田中さんが「何日君再來」、「支邦の夜」を歌った。「支那の夜」は戦前、渡辺はま子の唄がヒットし、映画になった。映画の主題歌が「蘇州夜曲」、これも参加者によって歌われた。
山口洋子さん作詞の唄は、青木さんが「よこはま・たそがれ」と「うそ」を歌った。「ブランデーグラス」も歌われた。