「グルメのなかのグルメを味わう」
2015年11月29日
56回目のグルメの会は25日、尾根幹線沿いの一本杉公園に近いフランス料理店「ル・ムー」で開き、男性8人、女性ふたりが参加した。
この夏亡くなった金谷勇作さんをしのんで橋本孜さんの音頭で献杯。ビールのあとは赤と白のワインが次々と開けられた。
まずは寒ブリとアサリ、ホタテのマリネをはじめ、カボチャのテリーヌと地鶏の白レバー(脂肪肝)のムースなど色とりどりの7種のオードブルが運ばれ、「グルメのなかのグルメ!」と歓声が起きた。
ショートスピーチが始まった。橋本さんは、前立腺がんとの闘病の成果と体力づくり法を紹介し、白井昭男さんも老人性うつ病の気分転換で9月に四国を旅行。櫻井和子さんは、「お酒が美味しいうちは参ります」、川俣あけみさんも「身辺多忙で年も重ねましたが、思い立ったら参加させて」といずれもグルメの会参加に強い意欲を示した。
西村弘さんは、「パリのテロはショック。20世紀は戦争の世紀、21世紀はテロかも」。カラオケを楽しむ「いねの会」の常連でもある河合一郎さんは「金谷さんのほかにも会の常連が次々と亡くなっている」と寂しさをにじませた。依田敬一さんは、「新そばの季節を迎えたが、2月が本当は美味しい。食前に冷水にさらすといい」とそばづくりの手順と食べ方のコツを説明した。
山口県萩漁港直送の真鯛のポワレと春菊のソースに続いて、世界的に有名なフランスバスク豚のヒレ肉の網焼き(グリエ)が出ると、酒宴は大いに盛り上がった。