多摩稲門会 「第60回文化フォーラム・春季懇親会」
2016年04月03日
平成28年3月26日(土)14時から18時、多摩市関戸の京王クラブで「多摩稲門会『第60回文化フォーラム・春季懇親会』」が開催された。
第60回文化フォーラムは、節目の回として、多摩市国際交流センターで今なお精力的に外国人と交流を続けている本会会員中村昭夫氏が、「世界から見た日本・日本人への評価」と題して講演を行った。
長張紘一幹事長の開会宣言、尾ノ井光昭文化フォーラム担当副会長の挨拶、依田敬一会長の挨拶のあと、尾ノ井副会長による講師紹介で講演会が開始された。早稲田大学を卒業後東芝に入社し、その後国内勤務を経て、ニューヨークに転勤し4年間駐在された。その頃は日本の家電製品が売れて売れて生産が間に合わないほど売れたらしい。「ジャパン・アズ・ナンバーワン」の時代で日本がアメリカやヨーロッパに追いつき追い越せで非常に忙しく充実した日々を送っていたと述べた。中国、朝鮮、台湾及び東南アジア諸国の過去、現在、未来についても言及し、日本との関係について自説を披露していた。各国からの日本及び日本人に対する評価は概ね高く、日本人は日本人としての誇りをもっと持ってよいと力説し、講演会を締めくくった。尾ノ井光昭副会長の閉会の辞と次回文化フォーラム(髙橋広現早大野球部監督の講演)の紹介で、第60回文化フォーラムを終了した。
引き続き第2部の春季懇親会が、尾ノ井光昭副会長の開会の辞、藤井國男副会長の乾杯音頭で始まり、平松和己副会長の司会・進行で進められた。なごやかな懇談の中で、特別参加された多摩三田会の葭原(よしはら)幸造氏が「慶應・福沢諭吉論」を情熱的に語り、会員も会話を中断して聞き入っていた。外は桜が八分咲きになり、春爛漫の陽気となった。参加会員のひと言コメント、サークルの現況紹介が続いた。宴もたけなわになった頃、稲垣友三副幹事長の閉会の挨拶があり、参加者全員が肩を組んで、校歌「都の西北」を斉唱した。
文化フォーラム及び春季懇親会参加者(敬称略):
浅井隆夫 荒井孝之 稲垣友三 石井元隆(校友) 井上 正(慶應OB) 遠藤千尋 尾ノ井光昭 加来健一郎 子幡嘉之 佐藤達雄 白井昭男 白鳥金丸 鷹尾清文(日野稲門会) 寺沢 史 中村昭夫 長張紘一 浪久圭司 野宇 進 橋本 孜 平松和己 広田 進 藤井國男 藤井良夫 前田光治 益田幸兒 又木淳一 由井濱洋一 吉川啓次郎 葭原(よしはら)幸造(多摩三田会) 依田敬一 和田 清(稲城稲門会) (以上31名)