「いねの会」の歌、酒、おしゃべり
2017年04月23日
カラオケサークル「いねの会」は4月18日、会場は多摩市関戸のスナック「麗」、参加者は11人だった。正午過ぎから5時まで各人が6曲ずつ歌ったが、ペギー葉山さんの追悼歌あり、春の歌あり、また酒とおしゃべりを楽しんだ。
ペギー葉山さんが4月12日に83歳で亡くなったが、オッカケたい長こと湯浅さんがヒット曲の「南国土佐を後にして」、また稲積さんもペギー葉山さんの「おもいでの岬」を歌った。
春闌であり、「北国の春」をはじめ春という歌詞のある歌の選曲が多い例会だった。
〽春 高楼の 花の宴♪と歌い出すのは「荒城の月」。田中さんが歌い、稲積さんが唱和した。筆者が「いねの会」で活動するようになって10数年になるが、「荒城の月」を聴いたのは初めてのような気がする。
〽水の蘇州の花散る春を♪という歌詞がある「蘇州夜曲」を歌ったのは西村さんで、中国旅行楽しみ上海から前日に帰国したばかりだった。
「いねの会」は酒や肴の持ち込みが自由だ。この日は田中さんが秋田県五城目町の福禄寿酒造の「一百水成」を多摩市にある地方の銘酒専門店・小山商店から買って来た。五城目町は会員だった今村さん(故人)の出身地で今村さんと親しかった田中さんは五城目町を訪れて「一百水成」を知ったのだ。筆者もコップに一杯頂いたが、芳醇な味で杯を重ねた。小林さんからのバーボン・ウィスキーの差し入れ、また辻野さんが「獺祭」を差し入れた。筆者も大阪・池田の酒「呉春」を京王百貨店で買い求めた。
「呉春」の呉に関するおしゃべりになった。池田には遥か昔に呉の国から呉服媛(くれはひめ)という絹工女がやってきたという伝説がある。「呉服(ごふく)発祥の地かしら?」、「そうだと思いますよ。呉服(くれは)神社も市内にあります。呉服媛の他にもう一人、穴織媛(あやはひめ)という工女がいて二人とも阿知使主が連れて来たと伝えられています」。そんなおしゃべりにもなった。
この日は肴に豚の角煮の差し入れがあった。辻野さんが高圧鍋で焼き、そのまま店に持ち込んで参加者全員に配った。さぞかし重かっただろうと恐縮しつついただいたが、美味しかった。