“多摩稲門会「第38総会・第64回文化フォーラム・懇親会」開催
2017年07月02日
日 時:平成29年6月24日(土) 13時~18時
場 所:京王クラブ(多摩市関戸)
1.「第38回総会」 13時00分~13時30分
大学より、鈴木地域担当部長、稲城、狛江、調布、府中、町田、日野、八王子の近隣稲門会と多摩三田会のご来賓をお迎えし、「第38回定例総会」を開催した。参加者47名。
先ず、藤井副会長より挨拶。依田会長が病気で不在の中、日頃の協力への御礼とともに、現役員が協力し、来年の任期まで努めることを報告。
続いて来賓の紹介。大学より鈴木地域担当部長が来られ、祝辞と大学の動向について話があった。
議長に加来前副会長を指名し、議事進行。長張幹事長が前年、平成28年度(2016年)の活動報告。主要内容。
① 「総会」「賀詞交歓会」等の定例、「文化フォーラム」は3回開催。
② 会報「杜の響き」は3回発行。
③ 11サークル活動中。各活動助成金として、¥5,000円支給。
④ 会員は期首159名、期末会員150名。漸減傾向がつづくものの、準会員の増加でカバーしている。
⑤ 校友会関係は例年通り三多摩支部大会を含め、近隣稲門会等に各出席。
⑥ 寄付金は、従来のWASEDAサポーターズ倶楽部に¥50,000円、稲門祭、広告協賛¥25,000円。新規に役員会の同意の上、早稲田アリーナ募金に¥50、000円寄付。計¥125,000円。
続いて、尾ノ井副会長より会計報告。
① 会員からの会費納入は会員の漸減傾向で予定より減少。
② 「杜の響き」の内製化、催事の減少などで、前期繰越金約¥420,000円から期末に¥620,000円と約¥200,000円増加。
各、報告を異存なく承認。
続いて、長張幹事長より、平成29年度(2017年)活動方針提案。
例年の各行事はほぼ従来通り推進、参加。
① 「文化フォーラム」年2回、「杜の響き」は3回発行予定。
② サークル助成金は従来の¥5,000円から¥10,000円に増加。
③ 寄付金は今年度と同じく、WASEDAサポーターズ倶楽部¥50,000円、稲門祭、協賛広告¥25,000円、早稲田アリーナ基金¥50,000円、計¥125,000円寄付予定。
④ 3年毎の「会員名簿」の作成。
尾ノ井副会長より、予算案説明。
① 会費収入は漸減傾向にあるものの、今年度と同水準を予定。
② 支出は、組織活動、会報のカラー化、外注化、サークル補助費の増額、名簿作成費などを予算化。
③ 当初の繰越金は約¥620,000円から、期末は約¥32,0000円となる見込み。
活動方針、予算案について異議なく拍手で承認。総会終了。
2「第64回文化フォーラム」.講演会 14時00分~15時40分
講演者: 牧久氏 元日本経済新聞社副社長
テーマ: 「昭和解体」(国鉄分割・民営化30年目の真実)発行の意義。参加者 53名。
フォーラム担当の尾ノ井副会長より、今日の講演者を日経同期の川面さんからの紹介によるものであり、牧さんの多摩稲門会での講演は3回目。皆さんにとって馴染みの方となっている。
今日の講演内容は、氏にとって3作目となる歴史ドキュメントで、4月に講談社より発行された。講演の前に4ページに亘る書評が配布され、説明された。定価が¥2,500円と高価、また厚い上製本にも関わらず、6月末で第5刷、計10,000部と硬い内容の物にもかかわらず多くの人の関心を集めている。
国鉄民営化がなぜ昭和の解体なのか?著者によれば戦後の社会体制、労使関係、イデオロギーの争いの場等、その仕組みが「国鉄民営化」により解体、イデオロギーの終焉、労使関係の変遷により、時代を画する→昭和解体に繋がっていると説明された。中曽根元首相を始め、これに関わった当事者によるインタビューによる肉声で、新聞、テレビなどではわからない人間関係が白日のもとにさらされた。政労使間の力関係、更に関係者間のすさまじい折衝の連続、いくつかの経過を辿りながら、現在のJR6社体制となった。
あらゆる改革には常に陽と陰があり、現在も各社の経営体質、運営、労使関係に問題を抱えながら進行している状態である。講演の後、質問が相次ぎ、会員の間でもこのテーマに対する関心の強さを改めて感じた。
3.懇親会 16時00分~18時00分
冒頭、副会長の平松より開会挨拶、続いて辻野元副会長の乾杯でスタート。益田幹事の司会で懇親会開始。
来賓の多摩三田会加島会長よりご挨拶。続いて、「カラオケ」「歴史に遊ぶ会」「俳句の会」世話人の川面幹事より、活動状況、特に「津軽海峡冬景色」が健康に良い、「おっかけタイ」の湯浅さんの早慶戦、「囲碁」サークルについて平松より、多摩白門会(中央大学)との交流開始。中村さんよりバンド「タマヒカル」の紹介が各あった。
続いて、新人、森悦美さんの紹介挨拶、総会初参加の中保さん紹介。各自、今後積極的な参加を表明された。各サークルでの活躍を期待したい。更に現役の大槻さんを紹介。彼女は法学部1年生で将来弁護士を目指している。浅井さんからはグルメをさておき、近況の政治の動きについて、益田さんからは「大学情報」などが紹介された。等々、時間があっという間に過ぎた。会員同士の話は尽きない。
尾ノ井副会長より、〆として多数のご参加による今日の御礼を述べられた。この後、全員で「都の西北」を声高らかに斉唱、エールの交歓で和やかな内にお開きとなった。
(文責―平松和己)