7月の俳句同好会
2017年07月23日
第43回となる俳句同好会の7月例会は21日午後、多摩市の永山公民館で行われたが、いつもの通りメンバー8人がメールで投句した。うち5人は句会に出席。選句後は合評、作者の自句自解などとなった。
合評の中で原句を直したものが何句もあった。<サクランボ>と片仮名の表記では軽くなるとして平仮名に変えた。また<緑児のごと紫陽花の咲き初むる>は<紫陽花の>を<七変化>として児の成長と変化を感じさせる句とし、さらに<薫風に>と<牛の臭い>が作為的な印象を与えるとされた句の上5は<南風吹く>と直した。
また<実梅落ち>は<実梅落つ>と切って間を置き、<まず>は<まづ>と表記、その他にも「説明や報告になってしまっている」「言い切ってしまって想像の余地がない」などという指摘もあり、推敲の必要があるなどという句も少なくなかった。俳句教室になった句会であった。
(文責・川面)
選句の結果は以下の通り。カッコ内は選句者名、特選句は◎で表記。