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第44回俳句同好会
2017年08月20日
毎月第3金曜日に行われるサークルの俳句同好会は8月例会が第44回目で18日午後、多摩市関戸の公民館和室で開かれ、8人が投句と選句を行った。うち4人が別サークルの8月特別企画「御岳山行き」に参加、事実上の吟行となって嘱目句を詠んだ。これが8月の句会の特徴となった。
奥多摩の御岳山には蓮華升麻の群生地がある。季語にならないが、季節感のある花で3句が標高900mの涼感を詠んだ。
また<何もかも見知る蜻蛉つと翔(た)てり>の蜻蛉の目が人間社会の欺瞞を見抜いている、というように擬人化の句がいつもの月より目立った。
選句の結果は以下の通り。カッコ内は選句者、特選句は◎で表記。
蓮華升麻つぼみ解きつつ涼を呼ぶ 川俣あけみ(川面◎、長張◎、萩尾、平松、宮地)
雨はげし咎あるやうに白木槿 川俣あけみ(又木◎、宮地◎、長張、萩尾)
在りし日の父の胡坐や夕端居 又木淳一(辻野◎、川面、川俣、長張)
何もかも見知る蜻蛉つと翔てり 川俣あけみ(萩尾◎、宮地)
残暑まだひと踏ん張りや肉を買ふ 萩尾昇平(平松◎)
竹刀響く武州御岳の凉気かな 川面忠男(川俣◎)
御岳山の展望台
夏霧の今や休めよ遠眼鏡 川面忠男(辻野、萩尾、又木、宮地)
夜の秋微かな雨の音ばかり 宮地麗子(川面、川俣、又木)
まぶた閉じ御霊に祈る蟬しぐれ 平松和己(川面、萩尾)
盆近し蓮華升麻の咲き初めぬ 川面忠男(長張、又木)
いくつめの節置き去りに夏行きし 宮地麗子(辻野、長張)
蒲の穂に大小ありて風惑ひ 辻野多都子(川面、平松)
韮の花今朝の白さを確かめり 又木淳一(辻野、宮地)
御岳なる蓮華升麻の涼みかな 又木淳一(川俣)
密やかに別れ告げ来ぬ夜の蝉 宮地麗子(川俣)
賑やかな祭りに寄せる藍浴衣 長張紘一(平松)
盆ごとに無口な父が偉くなる 萩尾昇平(又木)
「ワシ」ワシ」と蝉や必死の自己主張 萩尾昇平(平松)
風涼し玉の蕾の草蓮華 長張紘一(辻野)
(文責・川面)
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