第47回俳句同好会
2017年11月19日
多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の11月例会は17日開かれ、8人が投句と選句を行った。選句は全体で24句のうち選外となったのが5句だけというようにばらけたが、特選句は4人が選んだ句もあり3句だけとなった。
4人が特選とした句は他に2人が並選とした。高得点となったのは「虫の屍」と暗い措辞で切ったが、「抱き明るし」と明るさに転じ、「枯葎」と自然の風景を描いた。自然の摂理を見事に表現したなどと言う合評だった。
特選句となった「百舌高音妻まだ怒る力あり」は夫婦愛がテーマである。特選句のうち「己の傘に追われゆく」は意味がわからないという評も。もっともだが、作者はそう感じたのだ。俳句は詩であり、理屈ではない。
選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名(特選は◎で表記)