「北海道の味とボリュームに大満足」
2019年03月31日
76回目のグルメの会は3月27日、京王線新宿駅に近い「北海道・新宿西口店」で開いた。男性8人、女性2人の計10人が参加。北海道産のホタテせいろ蒸しやタラバガニすき鍋など盛りだくさんのメニューにみなさん大満足だった。生ビールや「男山」「八海山」といった銘酒が飲み放題だったことも宴を大いに盛り上げた。
まずは浪久圭司さんの音頭で乾杯。早速運ばれた真鯛やイカなどの刺身十種盛りを肴に日本酒やハイボールなどが次々と飲み干された。香筍のふき味噌(フキノトウ入り)田楽、ホタテのせいろ蒸し、カニすき鍋が相次いで運ばれると宴たけなわ。温めたローストラム(羊)が出された頃には「もう満腹」という声まで上がった。
恒例のショートスピーチがスタート。最近ひとり3分間のルールが大きく破られることが少なくないことから、世話人が「時間厳守」を要請した。
そのせいかスピーチのテーマは様々。皮切りの山中康廣さんは「グルメの会に入って大正解。きょう含めていつもそう思う」。広田進さんは「台湾に住む孫娘が日本の大学を見たいと言って早慶と上智を見たけど早稲田がすごくきれいだったそう」、川面忠男さんは「最近、トランプ(米大統領)や金正恩(朝鮮労働党委員長)には興味がなくなった。(与謝)蕪村のように山中で静かに暮らすといった安逸を楽しみたい」と心境の変化を明かした。
尾崎隆教さんは「20代から現代史に興味があった。本を処分しようと売ってみても一冊百円程度。貴重な本も結構あったので、多摩中央図書館に五百冊ばかり寄付した」。西村弘さんは「最近受けた白内障の手術は簡単だったけど、1日4回4種類の目薬が必要で術後が実にわずらわしい」と嘆いた。
「映画の『万引家族』を視て樹木希林、安藤さくらの生活感あふれる演技にすごいなあと感激した」と語ったのは映画と美術鑑賞が趣味の辻野多都子さん。新井正子さんは「このごろ認知症かと思う。でもまたお会いしましょう」と加齢の辛さを訴えた。
浪久さんは引退を表明したばかりのイチローのしゃべりについて「訴える力があり、政治家より説得力があるんじゃないか」と元アナウンサーとして絶賛。山中さんが「間がすごい」と応じると、「問題は中身」と浪久さん。
長張紘一さんは「イチローは国民栄誉賞を1回断ったけど、引退した今度は受けると思う。それだけの人」とほめちぎった。
世話人は2月下旬から1週間ほど旅した中東のドバイの一端を紹介。アラブ人の平均年収が3千万円で住宅と車が無償で国から供与されることや航空機の発着便数が世界一といった実態を報告した。