第65回俳句同好会
2019年05月19日
多摩稲門会の第65回俳句同好会が5月17日午後、多摩市の永山公民館で開かれた。令和となって初の句会であり、この時にしか詠めない令和や平成を題材にした句、また皇后陛下のドレスの鶸色、山吹草の黄、五月の風の色、山のかなたの縹色といったように色を織り込んだ句が投句されたことも当月の特徴と言えよう。
とりわけ〈夏立つや令和さきはふ酒ほがひ〉は今でしか詠めない句だ。5月1日の即位から数日後が立夏、世は〝令和ブーム〟になっている。令和は萬葉集に由来、この句も「幸はふ」、「酒祝ひ」と古語により令和を祝っている。
句会後は永山駅前に近い店へ。ビールで乾杯後、4人が懇親した。句会とは違い、くだけた話になった。例えば人生をやり直すとしたら人類学を研究したいと言う人もいれば小学生の頃から俳句をやるべきだったと言う人もいた。
当日の選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名。特選は◎で表記した。