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芭蕉と蕪村を語ったサークル

2019年08月11日

多摩稲門会の第46回「歴史に遊ぶ会」は8月7日午後2時から多摩市関戸の京王クラブで「芭蕉と蕪村を語る会」と題して勉強会を行った。同じ稲門会のサークルの「俳句同好会」にも呼びかけて9人が参加した。前半の1時間は筆者が語り、後半の1時間は参加者がそれぞれの見解、感想を述べ合った。

 

前半では「芭蕉の恋情」をテーマにした。現代俳句協会特別顧問の宮坂静生(みやさか・しずお)さんが7月28日付け日本経済新聞朝刊の文化面に芭蕉が克服した恋情に関する記事を載せていたが、その内容を紹介した。「芭蕉の私事を記すならば、妻寿貞が甥桃印と消えてしまい、行方知らず。ほそ道はその最中の旅である」と書き、芭蕉にも女性に関した悩みがあったというものだ。

 

芭蕉は風雅の誠を求めて奥の細道を行脚した求道者というのが通説だが、宮坂さんは一歩踏み込んで芭蕉のエロス(愛)についても語っている。そこが芭蕉を聖人のように扱う従来の説と違うところで注目できると語った。

 

続いて「蕪村のエロス」と題して朝日新聞の編集員などを務めた森本哲郎の著書『詩人 与謝蕪村の世界』の桃源篇の内容を紹介した。要するに蕪村にはギリシャ神話のエロス(愛)とタナトス(死の神)に通じる俳句があるが、それは母体への回帰志向だと言う。また詩人の萩原朔太郎の著書「郷愁の詩人 与謝蕪村」の内容も紹介した。例えば「蕪村の俳句は、現実の恋の実感でなくして、永遠に思慕し郷愁したところの、青春の日の悩みを包む感傷であり、心の求める実在の家郷への、リリックな詠嘆であったのである」と述べていることなどだ。

 

後半の語る会では、森本の見解は言い過ぎと思うなどの感想が縷々述べられたが、最後に参加者が芭蕉と蕪村の俳句についてそれぞれ最も好きな句を1句ずつ挙げることになった。

 

芭蕉では〈夏草や兵どもが夢の跡〉、〈閑さや岩にしみ入蝉の声〉がそれぞれ2人、残り5人はそれぞれ〈さまざまの事おもひだす桜哉〉、〈あらとうと青葉若葉の日の光〉、〈五月雨や降のこしてや光堂〉、〈秋深き隣は何をする人ぞ〉、〈枯枝に烏のとまりたるや秋の暮れ〉といった句だ。

 

蕪村では〈月天心貧しき町を通りけり〉、〈牡丹散りて打かさなりぬ二三片〉がそれぞれ2人、残り5人は、〈菜の花や月は東に日は西に〉、〈春の海終日のたりのたり哉〉、〈五月雨や大河を前に家二軒〉、〈身にしむやなき妻のくしを閨に踏む〉、〈鳥羽殿へ五六騎いそぐ野分かな〉といった句だった。

 

午後4時から京王クラブの1階ラウンジに移動、生ビールで乾杯した後、懇親した。江戸時代の俳聖、芭蕉と蕪村を語れば「歴史に遊ぶ会」と「俳句同好会」の共通のテーマになるが、実は当日の参加者の大半が両サークルのメンバー。日頃から交流を重ねており、和気あいあいの一夕となった。

(文責・川面)

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