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第111回俳句同好会

2023年03月19日

 多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の3月例会が17日午後、多摩市の関戸公民館・和室で開かれ、6人が出席して5句ずつ投句と選句を行った。投句は30句となったが、半数の16句が選に入った。その中の4句は川崎市多摩区の日本民家園を訪れた際の嘱目句だ。

 多摩稲門会のサークル「歴史に遊ぶ会」と「山歩きの会」が一緒になって企画したが、図らずも「俳句同好会」の吟行ともなったわけだ。特選となった〈春の昼三和土(たたき)に祖母の幻も〉もその中の一句。特選にされた方は「忙しく立ち回っている女性のなかに亡き祖母の姿が見えたのだろう」と鑑賞した。

 その選句者は同じく日本民家園を訪れて〈茅葺の勾配なづる涅槃西風〉と詠んだ。古民家に昔の生活を見たが、暮していた人々は今、浄土にいるという感慨を抱いたのだ。〈春光や三和土(たたき)の奥の大竈〉も古民家園の嘱目句だ。春の光が暗い古民家の奥まで差し込んだ景をとらえたが、冬が終わり明るい春へ季節が移っている感じが表れた句と言えよう。

 当日の特筆は〈国境を覆ふ流氷大落暉〉だ。北海道に行かなければ詠めない句。国後、択捉を間近に見た感じがよく伝わる。その壮大な美観に加え読者はロシアの不当な領土支配、ひいてはウクライナ戦争も想起してしまう。

 ・

選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名、特選は◎で表記。

・

国境を覆ふ流氷大落暉―――川俣あけみ(川面◎、又木◎、辻野、宮地)

啓蟄の土壁の穴見入りたり―――川俣あけみ(辻野◎、長張◎、又木)

振つてみる亡夫の文字の種袋―――川俣あけみ(宮地◎、辻野、又木)

春の昼三和土(たたき)に祖母の幻も―――又木淳一(川俣◎)

蝦夷鹿の足跡残る斑雪 ―――宮地麗子(川俣、長張)

花ミモザ身ぬちの火種燃え初むる―――川俣あけみ(辻野、長張)

ウイーン楽友協会

指揮棒のワルツの舞や古都の春―――辻野多都子(川俣、又木)

長閑さや大道芸のダビデ像―――川面忠男(川俣、辻野)

雨戸繰れば染みめく虫の穴を出づ 辻野多都子(川面、長張)

茅葺の勾配撫づる涅槃西風―――川俣あけみ(又木、宮地)

春光や三和土(たたき)の奥の大竈―――又木淳一(川面、長張)

古民家の異国の女性うららけし―――川面忠男(川俣)

春一番相打つ絵馬の裏返る―――又木淳一(川面)

空青し園児の数の白き凧―――宮地麗子(川面)

三月やゆるびし頬で風を受け―――辻野多都子(宮地)

存へて此岸に居りぬ今日彼岸―――又木淳一(宮地)

(文責・ 川面)

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