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第147回俳句同好会

2026年03月22日

多摩稲門会のサークル「俳句同好会」の句会が3月20日午後、多摩市関戸のつむぎ館で開かれ、現メンバーの7人全員が出席した。今回が147回目。兼題は「薄氷」で「うすらひ」、あるいは「うすごおり」と読み、春の氷のことだ。もう一つの兼題は「雪柳」、雪が積もったように見える花だ。

兼題はメンバーが交代で出す。また選句結果をまとめて発表する披講も同じく交代で行っている。投句は35句、メンバーは減ったもののほぼ7割が誰かの選に入った。

第1席の〈薄氷に閉ぢし命や朝日さす〉だが、氷の中に閉じ込められた命は虫のことという。

選句結果は以下の通り。カッコ内は選句者名(特選は◎で表記)。

・

薄氷に閉ぢし命や朝日さす―――富山珠恵(又木◎、松井◎、長張)

薄氷を突くためらひ病上り―――澤本登代子(長張◎、川面、又木)

眠り入る羅漢もをりぬ西行忌―――又木淳一(澤本◎)

うぐひすの鳴く一声にひき締まる―――白井昭男(澤本、松井)

薄氷踏みて童心戻りけり―――川面忠男(白井、富山)

花冷えに友の淹れたる紅茶かな―――富山珠恵(川面、白井)

薄氷の厚みを指で確かむる―――長張紘一(澤本、松井)

薄氷の漬物桶に手を入れぬ―――白井昭男(川面、富山)

目一杯朝の日弾き雪柳―――松井秋尚(澤本、長張)

次々に蝌蚪の紐から飛び出して ―――長張紘一(富山、松井)

薄氷の水との境早消えて―――松井秋尚(長張)

卒業式の以下同文以下同文―――又木淳一(富山)

小流に零れて光る雪柳―――松井秋尚(又木)

口すぼめ深呼吸してしゃぼん玉―――長張紘一(白井)

雪柳風にタクトを振る如く―――又木淳一(松井)

春雨や昭和レトロの街並に―――川面忠男(又木)

黙祷に心の震へ海は春―――澤本登代子(又木)

山影へ追ひ詰められし薄氷―――松井秋尚(長張)

雪柳色は雪より白きかな―――川面忠男(白井)

風を呼び風を操る雪柳  ―――松井秋尚(澤本)

下宿跡マンションとなり春愁―――川面忠男(白井)

名を探す昔の上司春の夢―――長張紘一(川面)

雪柳校庭囲む無垢の白―――澤本登代子(川面)

雪柳並びて咲くや通学路―――白井昭男(富山)

(文責・川面)

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