“多摩稲門会「第33回総会・文化フォーラム・懇親会」報告書
日 時:平成24年6月23日(土) 13時~18時
場 所:京王クラブ(多摩市関戸)
文化フォーラム:川面忠男氏(元日本経済新聞社、社会部、経済部記者)
テーマ「恩送りの福祉活動」
1.総会 13時~14時20分
大学より中谷誠地域担当部長、稲城、狛江、調布、府中、立川、八王子、町田、日野の近隣稲門会と多摩三田会、多摩白門会をお迎えし、「第33回総会」を開催した。
議長に藤井國男氏を選出。冒頭、佐藤会長の挨拶。日頃の協力への感謝とともに前年度の活動、特に①組織強化活動、②「多摩稲門会ホームページ」の立ち上げ、③「会員名簿」の作成配付に言及された。そのあと今回の役員人事の発足にともない若返りを図るために会長を勇退することを表明され、新執行部での多摩稲門会の発展、活発化を期待する旨述べられた。
議事に入り、金子幹事長より「平成23年度活動報告」、長張会計幹事より「23年度決算報告」、佐藤会計監査より承認の認証が有り、何れも原案通り承認された。
続いて金子幹事長より「平成24年度活動方針」、長張会計幹事より「24年度予算案」の説明が有り、これについても原案通り承認された。
次に「役員人事」に移り、先ず新会長に依田敬一氏が指名、承諾された。新会長より、役員一覧表が配布され、副会長に6名、幹事長、副幹事長、会計幹事2名、幹事22名、監査2名が読み上げられ、拍手を持って承認された。
依田新会長より挨拶。今までの多摩稲門会の良き伝統を受け継ぎ、「遊び」「楽しく」「前向きに」をモットーに会活動の活発化に取り組み、会員皆さんと協力して行きたい旨の話があった。
また金子副会長より、今年の多摩稲門会のメイン行事である、「三多摩支部大会総会」の幹事担当として、11月18日(日)(於:「京王プラザホテル多摩」)、鎌田薫早稲田大学総長をお迎えしての「総会」開催に向けての協力依頼がスケジュールと併せてあった。
更に藤井副会長より「会員増強活動」のパンフレット作成が報告され、これから具体的活動に入り、会員諸兄の絶大なご協力をお願いする旨の話があった。
更に湯浅副会長より、9月29日(土)に次回「文化フォーラム」に映画「24の瞳」を上映する旨の予告が有り、総会は終了した。
文化フォーラム・講演会 14時30分~15時50分
川面忠男氏は昭和39年、本学政治経済学部卒業、日本経済新聞社に入社。社会部、経済部の記者として活躍、後年は同社の横浜支局長、仙台支局長を歴任、また「TV愛知」の役員を勤められた。氏は、日頃も私たちにメールを毎日配信され、対象は「政治」「経済」のことから、「文学」「仏像由来」「音楽」、更に身近な「カラオケ」「山歩き」等ジャンルを問わず思うことを存分に、また明快に語られ、会員の楽しみとなっている存在である。
今日のテーマは「恩送りの福祉活動」として、長年多摩市に在住され、シニアとして地元の「福祉活動」に直接携わっていることを、身近に起きている事象を氏自身が持っている福祉に対する日頃の姿勢で解説された。「恩送り」とは聞きなれない言葉であるが、私たちが今までお世話になってきた人に「恩返し」するのではなく、別の人にその恩を行なうこと、すなわち「恩を伝えて送って行く」ことである。多摩市の現状は高齢化が進み、助けを求めている人が年々多くなっている。1人の生活で不自由な人も多く、助け合いの「協働」が喫緊の課題となっている。「福祉のネットワーク永山」での活動を見ると、身近にいる人が定期的に声を掛け、困られていることはないか、生活は大丈夫かと応援が暖かく、家族的、継続的にされている。世話をされる方も生きがいを見つけるべく、「ハイキング」や「俳句」また「趣味」などに集まり、シニアライフを元気に充実した生活を過ごされている。私はこの街に住んでいる方は本当に幸せだなあと感じたと同時に羨ましく思うのであった。今日の講演は、白門会の小林満起子さんがわざわざこれを聞きにご参加されたように、私たちに取って身近な問題であり、大いに参考となる内容であった。
3.懇親会 16時~18時
冒頭、依田新会長の開会挨拶、続いて若杉先輩の乾杯でスタート。三田会の浅井会長、白門会の小島幹事長より祝辞。引き続きスピーチをお願いし次々に指名した。先ずは稲城稲門会河合会長より今秋の「三多摩支部総会」への意気込みが力強く述べられた。浅井隆夫氏から「時事政談」で「現下の政治情勢」、浪久圭司さんからパルテノン多摩自主企画「狂言」のご案内、由井濱洋一さんから「女子サッカー」の現況、間に佐藤前会長よりの御礼の言葉あり。新会員の茂木良之さんのご紹介を行った。さらに橋本さんより「いねの会(カラオケ)」、西村さんより「囲碁サークル」、稲垣さんより「テニスサークル」、湯浅さんより「オッカケたい」、長張さんより「山歩きの会」、川面さんより「歴史に遊ぶ会」、浅井さんより「グルメの会」など各サークルの紹介が続いた。さすがに話好きなメンバーの集まりである。あっという間に時間となった。最後に加来副会長より今日の御礼の挨拶。恒例の「都の西北」の斉唱。「エールの交歓」で余韻も醒めない中お開きとなった。
(文責―平松)
来賓(敬称略):早稲田大学地域担当部長 中谷誠、多摩三田会会長 浅井 恭、同事務局長 野口信一、多摩白門会幹事長 小島豊、同事務局 小林満起子、稲城稲門会会長 河合一郎、同幹事 栗眞 保紀、狛江稲門会副会長 堀田廣嗣 同副会長 小林正幸、立川稲門会会長 志村順子、調布稲門会会長
元木 勇、同副会長 椎原大典、八王子早稲田会副会長 土生 憲章、府中校友会会長
大島正敬、同校友会監査 中村圭吾、町田稲門会会長 清水氾雄、同副幹事長 志村宏、日野稲門会会長 山内治男、同事務局長 生川 博、以上19名。
会員参加者:青木康成、浅井隆夫、新井正子、有田幸平、石井卓治、井上一良、稲垣友三、尾ノ井光昭、遠藤千尋、加来健一郎、金子宏二、上条喜善、川面忠男、子幡嘉之、小林 勲、佐藤達雄、佐藤善昭、鮫島総一郎、白井昭男、竹本春樹、土谷靖雄、中神尚男、中村昭夫、長張紘一、浪久圭司、西村幸一、橋本 孜、平松和己、広田
進、福田宏、福田かほる、藤井國男、本保和雄、星野英仁、前田光治、茂木良之、又木淳一、湯浅芳衛、吉川啓次郎、由井濱洋一、依田敬一、吉田浩、若杉公朋、以上43名。