グルメの会(第40回)
2013年03月31日
ほぼ満開のソメイヨシノが本格的なイタリア料理に花を添えた。40回目のグルメの会は3月27日、多摩市落合の「リストランテYAMA 」で開いた。 京王多摩センター駅から店まで歩いて40分ほどかけたのは、桜の花見まで楽しんじゃおうと欲張ったためだ。
この日は朝から雨が降り続いたが午後3時ごろに上がった。集合時刻の5時半前には参加者17人のうち、店に直行する予定の4人を除く13人が顔をそろえて歩き始めた。多摩中央公園や多摩市立図書館本館周辺でも桜は楽しめたが、圧巻は宝野公園。隣の奈良原公園まで見渡す限り広がった桜並木は、息をのむほどのあでやかさだった。
「リストランテYAMA 」では、ビールで乾杯のあと、生ハムとタコ、ホタテ、パーナ貝などの前菜盛り合わせが運ばれ、シェフがコースメニューを紹介した。ブリの煮込みがかかったタリアテ―レというパスタ、ホワイトアスパラにトリフのリゾットが続いて出されたころには、飲み放題のワインやスパークリングワイン、カンパリソーダなどのカクテルの杯がどんどん空けられていた。
参加者17人のうち3人が女性。川俣あけみさんが重い病を克服して久々に元気な顔をみせた。「新薬のおかげです」と満面の笑みで挨拶すると、「安倍首相と同じですね」「おめでとう」と次々と喜びの声があがった。
最近、病気になったり、亡くなられたりする仲間が続いたせいか、川俣さんの朗報は、料理の味を一段と引き立てた。
メインディッシュは肉が鴨のロースト、魚はヒラスズキのムース焼き。
このころには、「うまい」「さすが」といった声が飛び交い、酒宴は大盛況。それでも、恒例の参加者全員によるショートスピーチは急ピッチでスムーズに進み、料理と酒、それに花を、存分にかつ心地よく楽しんだ一夜だった。