ショートスピーチがグルメに彩り
2014年07月27日
48回目のグルメの会は7月19日に高尾山中の高尾山ビアマウントで開いた。梅雨明け前の不安定な天候が続き、この日も開催予定の夕方には大雨の予報が出ていた。それでも参加予定を取り消す人はゼロ。男性11人、女性2人の「中高年強者」が顔をそろえた。その意気込みのせいか、雨は、たまに霧雨が降る程度だった。
土曜日だけに去年並みの大混雑を覚悟して、世話役は開会予定時刻の1時間余り前に会場前に到着した。入場予約券を確実に手に入れるためだ。ところがケーブルカー駅を降りてみたら会場前に人影はほんどなく、数百メートルの待ち行列が続いていた去年とは様変わり。大雨予報で来場を取りやめた人が多かったようだ。
ビアマウントでは景色が望める席が確保できたが、残念ながら強雨が入り込むのを防ぐビニール垂れ幕で会場は覆われ、視界はほぼゼロだった。
好評のため4年連続の開催とあって、セルフサービスで生ビールや和洋中の料理を自席に運ぶ作業も多くの人が手際よくこなした。小林勲さんの音頭で乾杯後、しばし個別に歓談。合間をぬって、オランダのハイネケンやアサヒのスーパードライなど7種類の生ビールをはじめ、日本酒の男山、焼酎、ワインなどと、和洋中の料理の数々を各自好みに応じて楽しんだ。
恒例のショートスピーチでは若い世代の参加問題に注文がついた。櫻井和子さんは「若い人に参加を、とあまり言われると私が参加していいものか、考えてしまう。そろそろ若い人はあきらめたらどうか」とズバリ。日野稲門会から参加した松島正明さんは「日野稲門会では若い人が入らなくなってさびれてしまった。だから多摩稲門会との交流を深めようと参加している」と若い人の加入・参加の大切さを指摘した。
世話役からは、「若い人とは世代の違いによる意識や感性のギャップもあり、参加してもらうのは簡単ではないが、もっと柔軟に自然体で呼びかけていきたい」と今後の方針を示した。
高尾山に300回余り登頂した川面忠男さんは、「きょうは屈辱の日。初めてケーブルカーで登ってしまった」と体調不十分を悔やんだ。橋本孜さんは「歳をとったというのは病気とうまく付き合っていくこと」と癌を克服してきた体験を話した。青木康成 さんは「GKB、つまりゴルフ、カラオケ、病院で、何とかやっています」と健康維持法のポイントを披露、鈴木忠男さんは「リニア開通までは難しいが、東京五輪まではがんばる」と強調した。