「美味しいスペイン料理で談論風発」
2015年04月05日
52回目のグルメの会は4月1日、昨年同様花見を兼ねて京王永山駅徒歩約10分のスペイン料理店「ウン・ベシート」で開いた。昨年はあまりに好評で窮屈だったため、今回は募集人数を絞った結果、女性ふたりを含む13人の参加となった。そのうち9人が満開の桜が咲き乱れる乞田川沿いを45分ほど歩いたあと、お店に着いた。
まずは久しぶりにグルメの会に参加された依田敬一・多摩稲門会会長が音頭をとり、生ビールで乾杯。次いで今回初参加の大島一洋さんが挨拶。昭和43年生まれ、平成4年早大卒という若さでラグビー好きと自己紹介した。大島さんは朝日生命保険の多摩営業所長。
スペイン風オムレツをはじめ、「魚介のサフラン」と「アサリ」のパエリア(スペイン風炊き込みごはん)など、次々と運ばれるスペイン料理に舌鼓を打ち、生ビールやワイン、サングリア(オレンジやレモンを漬けこんだワイン)が飲み干されていくうちに座は大いに盛り上がった。
恒例のショートスピーチが始まり、山中康廣さんは「美味しいものや建築の仕事を楽しんでいるが、今年喜寿を迎え、それ以外で命を預けたいものは何か、模索したい」と決意を披歴。橋本孜さんは、前立腺がんと闘いながら元気さを維持して花見ウォーキングを楽しむ苦労話を明かした。
金谷勇作さんは、いまでこそ護岸工事が完成し、枝垂れ桜が美を競う乞田川が、「50年前には大雨でよく氾濫した」、新井正子さんも「多摩市は暴れ川で有名で、つい最近まで橋を人力で移動させていた」と乞田川の変貌ぶりに感慨深げ。
川面忠男さんは、「5日連続で桜が観られる。いい余生ありがたい」。河合一郎さんは「稲城市では明日明後日、桜と梨を観る会を市が主催する」。浪久圭司さんは「桜ウォッチャーとして、国立をはじめ、青山墓地や金沢の兼六園にも出かける」と熱烈ぶりを強調した。