神宮に球春 東大にサヨナラ勝ち!
2016年04月17日
リーグ戦は好天に恵まれて9日に開幕しました。オッカケタイは吉川さん、林さんと筆者の知人2名(東大卒のご近所の方と慶応卒高校同級生で、二人とも一昨年の故石井元監督の講演も聴きに来ました。)で観戦しました。東大出身の方のリクエストで東大チアガールが良く見えるネット裏の東大寄りの席に陣取りました。入場式では明治の行進が一番揃っていました。昨秋の優勝校である早稲田石井主将が天皇杯返還と選手宣誓をしましたが堂々として流石でした。
式終了~試合開始の間に両校の守備練習がありましたが筆者が一番気になったのは昨夏の甲子園で大活躍した早実加藤君でした。高橋監督は彼の打撃を高く買っていて新人では唯一ベンチ入りしていたのでどこを守るか注目しました。一塁手の控えでしたが今季は代打で使われるのではと期待して見守りたいです。
(加藤君は第二回戦8回表に先頭打者としてに代打で初打席に立ち四球を選んで出塁して役割を果たしました。)
試合に先立ち始球式があり当番校の五神東大総長が投手板の大分前から投球してストライクでした。このシーンを見て12年春に六大学史上初の学長のユニフォーム始球式が評判になった鎌田総長が同年秋にユニフォーム姿で投手板からの見事なストライクの投球には満場からドヨメキと拍手が湧いたのを思い出しました。皆様、鎌田投手のさまになっている投球フォームを御覧下さい。
試合は東大の先攻で始まりました。エースの大竹(3年・濟々黌)が先発しましたがコントロールが今一つで初回の先頭打者をストレートで出して前途不安でしたが8回までは散発5安打と5四球を許したものの何とか0点に押さえました。しかし9回には先頭打者に痛烈な二塁打を打たれて高橋監督は小島(2年・浦和学院)を救援に送りました。小島はその後の一死1一、三塁のピンチを三振と三塁ゴロで切り抜けました。
一方、打撃は宮台投手(3年・湘南)の最速145キロの速球と切れ味鋭い変化球に9回二死まで2安打、3四球、13三振と完全に抑えこまれました。延長戦必至と見ていましたが6番吉見(3年・早実)が左中間に二塁打したあと三倉(3年・東邦)がレフト前に渋いヒットを打ってサヨナラ勝ちとなりました。この場面で三倉は無理に引っ張らずに逆方向狙いが功を奏しました。結果的には監督が目指す接戦を守り勝つ野球が達成できました。しかし負けないで良かったというのが正直な感想で他校が相手なら0対3の負け試合になったと思います。
(第二回戦は8対0で連勝して勝ち点1を取り、3連覇に一歩前進しました。)