華の早慶戦・春の陣 観戦記
2017年06月11日
「早稲スポ・オッカケたい」は、湯浅たい長の呼びかけに呼応し、晴天の5月27日神宮球場へ7名の勇士が「早慶一回戦」の応援に駆け付けた。
11時に球場に集合し一塁側内野席の中央に陣をとり2時間半に及ぶ熱戦に声をからして応援した。試合の始まる13時頃には、球場はほぼ満員の3万人の大観衆に埋め尽くされいやが上にも雰囲気は盛り上がった。
しかし今シーズンは残念ながらわが早稲田は、前節で接戦の末立教に敗れ自力優勝の可能性はなくなり、慶立二校に絞られた覇権争いに早稲田が重要な役割を果たす試合となった。
即ち、慶応は早稲田に一敗でもすれば自動的に立教の、なんと18年ぶりの優勝が決まり、また慶応が早稲田に2連勝すれば、慶応の3年ぶりの優勝が確定するという重要な一戦となった。
さすが慶応の意気込みは強く好投を続けていた早大・小島投手を6回裏に捉え清水が満塁ホームランで4点先制。しかし奮起した早稲田も7回表に佐藤主将のソロ・ホームランを始め5点をもぎ取り逆転に成功した。それでも今シーズンの慶応は諦めなかった。その裏、代わった早稲田期待のルーキー・早川投手に襲い掛かり、今度は柳町が逆転満塁ホームランを放ち試合を決定づけた。長い六大学の歴史の中でも一試合・二満塁ホームランと言うのは極めて珍しいことだと思う。かくして早慶一回戦は8対5で早稲田の敗戦となった。