【全国大学ラグビー選手権 早稲田が優勝! 14人の歓喜!】
2020年01月19日
1月11日に、新装なった国立競技場で行われた第56回全国大学ラグビー選手権決勝で、我が早稲田は明治を倒し、11年ぶり16回目の優勝を果たした。
下の写真は、試合終了後の国立競技場の、大表示画面に映されたものである(浅井副会長撮影)。
スコアは45-35(前半31-0 後半14-35)で、以下に早稲田優勝の感激を語る。
昨年の12月15日の多摩稲門会HPで「全国大学ラグビー選手権観戦チケットの件」と題して、案内をした。8人の方から申込みがあり、その後、12月17日の月例カラオケ「いねの会」で我も私も、と申込みがあり、参加者は14人に増えた。「歌武両道」の方が多摩稲門会には多いらしい。
全国大学ラグビー選手権は、関東大学対抗戦グループ(野球の東京6大学リーグのようなもの)から4校、関東大学リーグ戦グループ(野球の東都大学リーグのようなもの)から3校、関西大学リーグから4校、その他地域から3校、合計14校がトーナメントで優勝を争う。今年度の各リーグでの成績から、明治、東海、天理、早稲田の4校がシードされ、その4校が順当にベスト4に進んだ。
準決勝は明治が、東海に29-10で勝利し、早稲田は戦前、苦戦も予想されたが、天理に52—14で圧勝し、いよいよ、この日の決勝戦を迎えることとなったのである。
早稲田-明治は40日前の昨年12月1日に、関東大学対抗戦グループでの全勝対決で7-36という大差で明治が勝っている。以前は、「フォワードの明治、バックスの早稲田」と言われていたが、近年、明治もバックスが強化され、特にスタンドオフ山沢は注目される選手だ。
決戦の1月11日は、薄曇り、風なしの好コンディション、私は吉川さん、亀井さんと電車時刻を合わせ、10時30分ごろに、国立競技場に着き、早稲田ラグビー蹴球部から指定された早稲田チケットブースで14枚のチケットを受け取る。ほどなくして、座席取りをお願いした野宇さん、菊沢さんがやって来て、亀井さんも加わり12時から始まる入場の列に並んでくれる。このお3人が素晴らしい仕事をしてくれた。2階席の前から2,3列、各列7人掛け、計14人の席を確保してくれた。早稲田が勝ったのは彼らのおかげだと言っても過言ではない。
午後1時前に、浅井さんが所用を済ませて待ち合わせ場所に来たので、残りの11人で座席に向かう。グラウンドは、芝生が緑濃く、美しい。スタンドとラグビー面とが陸上競技用のアンツーカー・コースで区切られているのは仕方ないが、3階建てのスタンドが急な角度でグラウンドに迫り、試合が見やすいという評判通りだ。
さて、2時30分になった。両校選手が揃い、校歌が流れ、選手も我らも「都の西北」を歌う。明治の「白雲なびく…」は、およそ2倍の声量でスタンドに響く。それだけ、今日の観衆も明治ファンの方が圧倒的に多いのだ
キックオフ。9分に齊藤主将がペナルティ・ゴールを決めると、12,26,34,39分に早稲田は4トライをあげ、コンバージョンキックも齊藤がきっちり決め、得点は前半で31点。とりわけ39分のトライは監督の息子にして1年生の相良が、明治ディフェンスを切り裂いて、ゴール中央にグラウンディングした彼の好素質を示す見事なものだった。
明治は0点。「なんだ、もう決まりじゃん」と余裕でハーフタイムを迎える。
後半、3分に明治はようやく、トライ・コンバージョンキックで7点を入れたが、10分に早稲田らしい連続攻撃で岸岡のパスを受けてWTB古賀が左隅にトライし、更に齊藤が難しいコンバージョンキックを決めて得点は38対7と前半終了時と変わらなかった。
しかし、明治はここからが強かった。16,21,29分と3連続トライで38-28と肉薄して来る。応援している私は、お尻がムズムズしてきた。が、34分に左ウィング桑山が20メートルを走りきってゴール右にトライ。45-28と17点差になり、これで勝負は決まった。明治も40分にトライで迫るが、その後すぐに主審のホイッスルが鳴り響き、早稲田に11年ぶり、16回目の大学日本一がもたらされた。
