【早稲スポ・オッカケたいより】
2020年10月11日
新型コロナ禍のために、本欄への投稿は5か月ぶりになる。学生スポーツに限らず、あらゆるスポーツが閉塞感に陥っているのは誠に忌々しき事態だが、ここで愚痴を言ってもせん無いこと。少しずつではあるが、復活に向けた動きが出て来たような昨今ではある。
「早稲スポ・オッカケたい」の3大スポーツ、野球、ラグビー、駅伝について、この秋から冬にかけての、状況をご連絡したい。
① 野球
2020年東京6大学春季リーグは、各チーム総当たり1回戦だけの変則日程で行われた。「春季」と言っても、日程が8/10~18の酷暑の中で、法政が4勝1敗で優勝した。早稲田は3勝2敗で、立教と同率の3位だった。
秋季リーグは既に始まっており、早稲田は2勝2分けの勝率10割の1位。同じ10割の慶応は4勝0敗である。早稲田は明治、法政とそれぞれ1勝1分けだが、慶応の4勝は立教、東大との対戦だった。
この小文が掲載される10/11には、早稲田は東大戦を終えて4勝2分けになり、次の10/24,25の立教戦を勝ち抜いて、11/7、8の早慶戦を迎えることになる。
② ラグビー
関東大学対抗戦グループの試合が10/4から始まった。早稲田の第1戦は青山学院大である。昨シーズンは92-0、一昨シーズンは123-0で早稲田は勝っている。この相手に早稲田は手こずった。前半が終わって19-10、後半には一時6点差まで迫られた。
出場フィフティーンを見て驚いた。昨年、あの大学選手権で明治大を破って優勝した時の選手は4人だけ。FWでプロップ久保、小林、NO8丸尾(主将)、バックスではウィング古賀のみ。リザーブには誰もいない。FWで下川、相良、バックスで長田、河瀬といった優勝に貢献した面々が欠場しているのである。
スカパーの実況中継では、解説者が青学の健闘を称賛していたが、私はヒヤヒヤさせられた。このまま行けば、大学日本一はおろか、明治、帝京、慶応、筑波(この試合の前に、慶応に30-19で勝った)に負けて大学選手権に出られないぜ、と言いたくもなったのである。