早稲田歴代のドリームチーム
2025年4月5日 湯浅芳衛 記
六大学リーグ100周年を機会にマニアックの極みでドリームチームを考えました。在学中の実績だけでく、社会人・プロ野球での活躍に加えて人気、話題性も加味して編成しました。あくまでも筆者の独断と偏見により人選しましたので悪しからずごお許しねがいます。
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ポジション―――入学年――――コメント
投手: 右腕安藤 1958年 早慶6連戦で5試合を完投し、自責点3、防御率0.551と不死身の奮投で球史に名を残す。通算35勝は早稲田歴代3位(1位は末吉44勝)。
左腕小川 1929 快速球で昭和初期の慶応・宮武との対決は「早慶戦の華」と言われて満天下を沸かせた華麗なフォームと快速球の伝説的な名サウスポー。
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捕手: 宮原 1947 頭脳的な好リードで投手陣を支えた。主将として強肩と好打でチームを3連覇に導いた。
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一塁手:石井藤吉郎 1943 “関白”早稲田史上最高の左打者。シベリアから復員後の48~50年の3年間で通算114安安打。(4年換算で152安打の六大学最多記録になった筈)
二塁手: 三原 1931 31年春早慶戦で慶応・水原から本盗を奪い勝利に導き世間を驚かせて後世まで語り草となった。プロ野球の名監督で三原マジックと言われていた。
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三塁手:岡田 1976 六大学通算最高打率.379。本塁打20本、打点81は早稲田最高。三冠王にもなり、ベストナイン4回で「右の谷沢」と言われた天才型。
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遊撃手:広岡 1950 戦後の神宮で女性ファンの胸をときめかせた第1号。当時としては遊撃手として珍しい180㎝の長身、腰高の守備で魅了。
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外野手:呉明捷 1933 戦前早大の最強スラッガーで通算7本塁打は慶応・宮武と共にリーグ最多。早稲田式の前で合わせる打撃でなく、フルスイングを飛田氏も認めていた。
:谷沢 1966 恩師の石井藤吉郎監督が「早稲田で最高の左打者」と言う天才打者で通算打率.360、18本塁打、ベストナイン6回。プロ野球でも2度首位打者。
:青木 2000 俊足、大学時代首位打者、通算打率.332、ベストナイン3回で早稲田初の4連覇に貢献。プロ野球では2度首位打者、大リーグでも活躍した。
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監督 :森茂雄 1925 1947~1957の在任期間で最多9回の優勝を果たした名将。悠揚迫らぬ采配振りが印象に残っている。1946年に東大コーチを務め同校初の2位に寄与。
(完)