庭球部が大学王座アベック7連覇(男子8連覇、女子7連覇)!
2012年11月02日
テニスの団体戦大学NO.1を決める決勝戦が10月29日に有明コートで行われて見事に早稲田が快挙を達成しました。(翌日の新聞は矢張り全くの無視で残念でなりません。)
個人戦の大学選手権(インカレ)が9月にあり、早稲田は男女のシングルス(単)、ダブルス(複)の全種目で優勝しましたが引き続いての団体戦の大学王座決定試合でも男女共に制したのは文字通り無敵の王者で素晴らしいの一語です。男女揃ってのアベック優勝は男子66回、女子48回の歴史を重ねるこの歴史ある大会でも過去に早慶が各1回あるだけです。全大学の選手達が青春を懸けてこの王座を目指す中でしかもメンバーが毎年入れ替わる大学スポーツで勝ち続けるのですからいくら褒めても褒めたりません。
我が多摩稲門会は庭球部とは浅からぬご縁があります。と言いますのは日本テニスの暦史に語り継がれる不朽の名選手である宮城淳氏には8年前のテニス教室をお願いして光栄にも親しく教えていただき、更に08年1月の大学創立125周年記念講演会でも講師として素晴らしいお話をして下さり、お姉様の故宮城黎子様も出席されました。
又、当会員の巽さんがOBです。
そのような経緯からテニスの会のメンバー有志で、早慶定期戦やインカレのオッカケをしていました。しかし今年は常連メンバーの依田会長が妙高高原の蕎麦収穫作業で不在の為、28日は佐藤喜昭さんと一緒でしたが開始後1時間雨で翌日順延となりました。
29日は小生一人となりましたが朝から快晴で風があったもののテニス日和でした。
勝敗は男子が9試合(単6、複3)の内5、女子は5試合(単3、複2)の内3勝った方が勝者となります。ゲームは男子が3コート、女子が2コートで同時進行で行われるので気になる試合をコート巡りしながら観戦できます。又、団体戦は選手だけでなく部員、OB・OG、父兄、校友が一体となって1ポイント毎に応援をする熱さが楽しめます。
決勝戦は男子が法政、女子が関西学院といずれも伝統ある強豪で期待通り高レベルな試合が展開されました。男子は順調で昼過ぎには5勝して勝利が確定しましたが女子は2対2で勝負は最後の第1シングルスで決着することになり応援にも力が入りました。
早稲田は主将の桑田選手(早実出身)でした。彼女はインカレのシングルス3連覇を達成した学生テニス界の第一人者です。期待通り第1セットは実力を発揮して6-2と簡単に先取しましたが第2セットは優勝を意識してか強打がギリギリでアウトするのが多くなり、ハラハラドキドキの大接戦となりました。一時はセットポイントを相手に握られるピンチもありましたが7-6で取り1時間半で見事ストレート勝ちして早稲田に7連覇をもたらしました。その瞬間の笑顔はホットした感じで本当に印象的でした。主将として如何にプレッシャーがかかっていたかを物語っていました。
表彰式までの合間に観戦されていた宮城氏と会いましたので優勝と今年4月に早稲田スポーツ功労者表彰されたことをお祝い申し上げました。その際に「多摩稲門会へのお誘い」のパンフレットを僭越ながらお渡ししてその中に掲載されているテニス教室の写真をお見せしたらとても喜んで下さいました。
暮れなずむ中での表彰式では早稲田が一際輝いて見えました。男女両主将の優勝スピーチもシッカリしていて流石早稲田と誇らしく思いました。至福の一日に感謝!。
文責:早稲スポ・オッカケたい 湯浅芳衞