オッカケたい「早明ラグビー」12・1国立競技場に参集!
2013年12月03日
1.伝統の一戦「早明ラグビー」の今年の開催にあたり、多摩稲門会オッカケたいは、「国立競技場を満員にしょう!」プロジェクト発足とともに呼応して、ラグビー部OBの塩沢泰弘会員、現役部員の協力を得て早くから参加の呼びかけを行った。現在の国立競技場が取り壊されることになり、この場所で開催されるのは最後となる。40年に亘りラグビーの聖地でもあった。その面からも両校現役、OBを交えてのプロジェクトとなった。
その結果、多摩稲門会では幹事が積極的に勧誘を図り、会員37名をはじめ、家族、校友、知人を含めて64名参加という過去最高の参加者となった。
当日、国立競技場「千駄ヶ谷門」には新調したばかりの「多摩稲門会」の幟が翻り、
続々と仲間が参集した。
競技場に入るとすでに応援のアトラクションが始まっており、詰めかけるファンを待ち受けていた。
晴天のなか、陽光がまぶしく感じられた。試合前の小1時間、腹ごしらえをしながら両チームの応援合戦を楽しむことが出来た。時折、後ろを振り向くとすでに人で一杯。
今日の「満員プロジェクト」の成功を確認することとなった。また、周りにラグビー通がおられ、今日の見どころ、展開予想をそば聞き、いやがうえにもゲ―ムの盛り上がりを感じつつ、キックオフを待った。
今朝の新聞を見ると正式な入場者は46,961人という大観衆であった。
1.試合は、前半明治のドロップゴールが鮮やかに決まり、押され気味の展開となった。
周りから「何やっているんだ!」という声が聞かれるほどで、早稲田ファンにとって歯がゆい状態であった。
この後、前半終了間際にやつと早稲田のペナルティーゴールが決まり、前半は3対3のタイで終えた。
1週間前の対慶応戦、69対7で圧勝した戦いぶりを見ていた方から見ればそんな気分であったであろう。
後半は開始直後に金のトライが決まりリードを奪った。「この調子!」と思われたが、流石に明治。早稲田に対する対抗心は強烈でフォワード・バックスともに「前へ」、早稲田は守勢一方となった。自陣営のゴール間際で再三のピンチを招くこととなった。
しかし、今年の早稲田は粘り強い。その再三のピンチをチーム全員でしのぎ切り、終盤フォワードがゴールに飛び込み突き放した。
結果、15対3の早稲田の勝利となった。事情通の人では歯がゆかったであろうが、選手はその粘り、敢闘精神を十分に発揮したと感じられた。
明治も早稲田に対しては予想以上の対抗心を持っていると改めて感じた試合であったと思う。
1.試合終了後、いつの間にか陽も落ち、足元も冷え始めてきた。しかし誰一人席を立つ人はいない。今日の両チームを称えるエールの交歓の後、「国立競技場有難う」というセレモニーで、ユーミンこと松任谷由美の「ノーサイド」に聞き、酔いしれた。電光掲示板に映る彼女の姿と早稲田・垣永主将の涙を発見すると競技場全体に共感が満ち溢れた。ユーミンは力強く、選手の思いを歌いきった。
今日、この場でこのような幸せ感を味わえた人は私だけではないであろう。良かった良かったと言う人が家路に着く人からも聞こえてきた。
1.試合の余韻も醒めぬ中、懇親会が新宿「ライオン」で開かれた。飛び入りの参加も含め22名参加。今日の勝利を依田会長の掛け声で乾杯!吉川啓次郎さん司会で始まった。本日の早明戦を顧みて、オッカケたい・湯浅隊長から分かりやすく解説・総括して頂きました。
日頃からラグビーに思いを寄せるファンが多く、スピーチにも厳しい評価が相次いだ。誰それの動きが悪い、スタンドオフが問題だ、審判が緩慢で動きが悪い、等、遠慮のない意見が続いた。生のラグビーを余り見ていない私は、肉弾戦相次ぐ激闘の中、選手は一生懸命頑張ったのではと感じていたが、先輩諸兄は本来の敵を対帝京大に置いていることが少しであるが分かってきた。
早稲田は常に学生チャンピオンでなければならない!従って現状に甘えるのでなく常に上を目指してゆかねばならぬ。それは私も同感である。学生選手権で帝京に勝ってこその早稲田ラグビーである。今後の早稲田の戦いに注目したい。
侃々愕々、全員のスピーチをお聞きし、如何にスポーツ及び早稲田に対する思いが強いか改めて強く感じた。
それは同好の輪から、連帯の輪へとの拡がり、新しい仲間意識が醸成され、明日への大きな力になるように思われる。ビール、お酒もどんどん進み、時間があっという間に過ぎた。
最後に校歌の斉唱、エールの交歓を行ない、次回での再会を期して和やかな内にお開きとなった。
改めてこのような良い時間を作っていただいた幹事、諸兄に御礼いたします。
記 平松和己2013・12・2
写真提供は吉川啓次郎さん、川面忠男さん、
Wカラーからユーミンまでは山岸起一郎さん
早明ラグビー観戦オッカケたい参加者(敬称略)
注;*は懇親会に出席された方