2015.12(第155回) 高尾山 (金子宏二さんの供養の会)
2015年12月13日
今年最後の山歩きは9日に行われた。一日中爽やかな小春日和、絶好の山歩きの日となった。
参加者は櫻井和子さん、中西摩可比さん、川面忠男さん、依田敬一さん、白鳥金丸さん、橋本 孜さん、浅井隆夫さん、遠藤千尋さん、私を含め9名である。
前日8日の夕方、長い間のリーダ役であった金子宏二さんの訃報の連絡を受けた。今日初めての訃報に暗然とされた方もあった。
2010年3月に「山歩きの会」の記念文集が発行された。それまでに実施された回数は109回、金子さんは実に103回参加されたと記されている。今回は155回目となるが未だに金子さんの記録は更新されていない。
高尾山口駅前広場に10時集合し徒歩開始。ケーブル駅をやり過ごし、真っ直ぐ沢に沿って緩やかに上り6号路に入る。高尾保養院から登山道に入る。登山客は多く賑わっていた。
琵琶滝を過ぎたころから、澄み切った山の空気が漂い初参加の白鳥さんは、何時もの「いいねーいいねー」の口癖が出てきた。
この時期はシダ類が目立ち、草木の花は見られない。大山橋で休憩し、抜きつ抜かれつの団体客に席を譲り出発する。
とび石で6号路を離れ、稲荷山コースに入る。どの道にも登山客で賑わっている。
稲荷山コースに入ると木々の隙間から眺望が見渡せ、富士山の雄姿が霞んではいるが見え一同感動している。
川面さんは地域の会合で一端戻り、再度、忘年懇親会で合流するため一時別行動となった。
モミジ台の北側のシモバシラの氷の花の群生地は、さすがこの気候では無理であった。
モミジ台を過ぎた辺りで並行する上の尾根道に出て休憩ベンチで昼食となった。
集合写真を撮った後、その場で金子さんの先月の「俳句の会」に欠席投句された実質辞世の句となった3句の中の1句『薬効もと思えど口惜し木の葉髪』を紹介した。自句解説として『癌を退治してくれる有難~い薬だが、手櫛でばっさばっさ抜ける髪の毛、何とも悍ましいもので、寂しさと悔しさの初冬です。』と最後に頂いたメールを紹介した。
1時前、一丁平に向かい徒歩開始する。尾根道に沿って清々しい空気の中を進んで行くと一丁平となる。
まだ、脚力に余裕のある中西さん、白鳥さん、遠藤さんはここから展望の良い場所まで先に行き、富士の眺望を楽しんできた。
高尾山と城山の尾根道は幅広く、各方向に通り過ぎて行く。
尾根道の往路を戻り日影沢に降りる脇道に入る。高尾山の北斜面は裏高尾と呼ばれ、登山客は多少少なくなる。日影沢まで北斜面を斜めにほぼ真っ直ぐに降りて行く。今日は、比較的なだらかな道を選んだコースであり、時間的にも余裕のあるハイキングができた。
日影バスの時間を調整しながら日影沢園地で休み、下山後の懇親会の場所選びを始める。このやり方も恒例である。
高尾駅まで歩こうとの云う人、皆それぞれの意見を調整しながら、携帯電話の圏内場所のバス停場所で、居酒屋へ電話で確認をする。選定はグルメの会の浅井さんにお任せした。
予約で満杯と中々定まらなかったが、行先はやっと多摩センターと決まった。