2016.11(第161回)八王子市由木地区散策(平山城址公園)
2016年11月13日
先月の「山歩きの会」例会に引き続き、今月も大栗川上流にあたる由木地区の散策を11月8日に行った。昨日は暦の立冬で、秋は瞬間に過ぎてしまった。
参加者は、櫻井和子さん、西村弘さん、川面忠男さん、浅井隆夫さん、林 譲さん、長張6名で京王線平山城址公園駅を1時に出発した。
駅から南方の街道を渡り左折して、すぐにまた右折して進む。街の賑わいはあまりない。宋印寺により平山季重の墓や出自の案内を見て、墓から一気に裏山を登る。
山道のような道は、上部の団地の通勤路でもあり、2人ほどの住人が降りてきた。暫く登ると八王子市が眼下に見渡せる高台の団地の車道にでる。
八王子市の街並みや、奥多摩の山並みを暫く眺め、住宅団地の車道の坂を上り平山城址公園に入る。
都立平山城址公園は、人気が少なく閑散としていた。紅葉の時期にはまだ早く落ち葉も少ないが、園路は掃き清められていた。園内を下り、東京薬科大学のキャンパスに入る。キャンパス内のメイン通りをゆっくり下り、車の進入を管理する守衛所を過ごし、バスロータリーから車道を渡り、駐輪所を抜けて農道を左折した。高圧線の鉄塔から南方面へ小道を右折して、しばらく上って行くと、日枝神社に入る急斜面の分岐点を登り再び里山の樹木の中に入る。
樹木の下の暗い細道から日枝神社の裏に出る。神社の横にはスダジイの大木が聳えていた。
高台の境内からの眺めは越野の街並みで、その背後にはこれから進む最後の丘陵の山並み続いている。
神社の参道を下り、右折すると玉泉寺の門前にでる。
玉泉寺から街中に入る。
由木中央小学校から、野猿街道・由木街道の交差点、大栗川を渡り富士見台公園入口に着いた。
大栗川と太田川の間に続く丘陵に入る。
曇りがちで気温は低いが風がないのであまり寒さは感じない。
富士見台公園入口から園内に入り、丘陵を上る。広大な芝生のピクニック広場を横切り高台にでる。一部紅葉した木々はあるものの、まだ少し早そうである。
この辺りの場所は、縄文時代中期から平安時代にかけての住居群跡が残された複合遺跡がある。半世紀近く前、UR都市機構のニュータウン開発時に1000近い縄文時代の遺跡が発掘された一つでもある。大栗川流域は縄文時代には暮らし易い場所であり、世界的にも例のない数の遺跡が確認されている。