2017.7(第167回)町田市里山散策
2017年07月16日
7月11日は町田市の里山散策。町田市西端の八王子市と市境の尾根道。市境は草戸山まで細長く延びて、草戸山山頂の三角点に鋭角に交わっている。八王子市と相模原市の間を割り込み、境川源流まで土地帰属に拘ったように思える。
集合場所は京王線高尾駅の改札口である。JR南口は普段あまり利用せず、JR北口からバスやそのまま八王子城址方面に進む。案の定間違えて北口に向かったメンバーもいた。
南口ロータリーから舘ヶ丘団地行きのバスで終点まで。乗客は次々に降り、終点で降りたのは僕らだけとなった。
バスを降り、少し進むと町田街道にでる。恋路峠と呼ばれる南と北に下る峠である。
向いの駐車場の入口に、解りにくいが尾根道の遊歩道入口がある。入口付近の急登は直ぐに比較的なだらかな遊歩道となる。樹木の茂った日影は涼しかった。梅雨の最中ではあるが、数日前から猛暑が続いていた。尾根道を通る風もあり快適である。
今日のメンバーは櫻井和子さん、中西摩可比さん、中川邦雄さん、小林勲さん、白井昭夫さん、長張と6名である。
ここは多摩市からさほど離れた場所ではない。あまり馴染みがないが、南大沢の戦車道路に、更に多摩の横山の道に繋がる多摩丘陵の主脈にある。尾根道の遊歩道は緩やかで快適である。権現平で休憩、更に雨乞い場の碑に向う。雨乞い場の碑の前には、強い日差しを遮る木々の下に、全員で食事のできるテブールが用意されていた。
僕ら以外には誰もいない広場は静かであった。拓殖大学の広大な敷地の西側沿いのコースは、高尾山口駅から四辻経由草戸山まで、中川さんは良く利用されるそうである。今日は大学の東側沿いのコースで、同じような樹木の多いコースが続く。どちらも人が少なく、お薦めのコースである。
食事の後、全員の集合写真を撮り下山する。高低差のない丘陵であるが、尾根筋を下ると風が無くなり蒸し暑くなってきた。
若宮八幡社を大きく周りながら下り、正面から真っ直ぐに下る急な石段を下ると人家が見えてきた。長閑な田畑が広がりここも東京都の農家と一体となった貴重な里山の景観を残している。