2017.11(第170回)日の出町散策
2017年11月19日
11月14日一週間前からの予報では関東地方雨模様の中で東京地方だけ曇りとなっていた。しかし、2・3日前から東京地方も朝晩は雨模様に変わり、少し気にはなったが街中でもあり実施とした。
今日のメンバーは櫻井和子さん、中西摩可比さん、中川邦雄さん、林 譲さん、長張の5名である。
前回の東青梅の勝沼城跡のウォーキングマップの案内のコースに、今回の日の出町コースも掲載されていた。馴染みのある横沢入里山保全地域を大きく周回し、一駅戻る初めてのコースである。
武蔵五日市駅を10時23分に下車し、徒歩開始。線路沿いに少し戻り、左折して郵便局の通りに線路の下をくぐる。道は急坂となり、左右住宅地の中に入って行く。
暫く進み山内川に下る小道に入る。
住宅はちらほら現れるが人気のない集落が続く。どの住居にも柚子がたわわに実って時期が早いか収穫されている様子はない。
この道は、五日市から青梅までの主要な道として利用されていた青梅道という昔道である。明治末期から大正時代にかけて今の秋川街道の道筋になったと掲示されている。
歩行者用の鉄橋は山内川を渡る。落差があり魚が遡るための階段状の川床となっている。川を渡るとまいまい坂と呼ばれる急坂となり、子机平と呼ばれる台地にでる。歴史的な景観を残すため有志により、道の補修、間伐、花木の植栽等の保全活動が行われているようである。
畑ばかりの里地の古道は続き、やがて幸神(さぢがみ)神社前の広場に出た。少休憩の後境内に入る。境内の裏側の参道を下るとシダレアカシデの古木が構えていた。樹齢700年以上で四方に枝を垂れ、盆栽を大きくした形で国の天然記念物と指定されている。この樹の種から芽吹いた苗は枝垂れる事がない稀な種であるらしい。
幸神神社から先を急ぎ秋川街道に出る。つるつる温泉入口交差点を渡り、地元の和菓子屋「幸神堂」を過ぎる。案内パンフにも掲載された店で、ロンヤス万頭が売られていた。日の出町の中曽根・レーガンの会談場所として当時騒がれたが、今では昔話となり人気がない。