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2018.5(第174回)東青梅・塩船観音寺
2018年05月13日
5月8日、昨日は大雨であった。今朝も雨は残っていたが、昼間は晴れ間は見られないが曇りがちとの予報である。大型連休中は3月から7月の天気を繰り返し、着るものを選ぶにも苦労する。そんな中寒さを感じながら立川駅でメンバーが集合し、ダイヤの乱れていた予定前の電車に乗り込み、東青梅駅に11時少し前に到着した。
今日のメンバーは櫻井和子さん、林 譲さん、長張の3名と少人数となった。
昨年の10月に途中まで同一コースを実施している。光明寺の独特の屋根、左側のスダジイの巨木は、背後にある勝沼城址の城主師岡将景の神社にある。近くに師岡の町名がある。
光明寺前の城山通りを右に折れ暫く進むと吹上しょうぶ園の入口にでる。前回、しょうぶ園で昼食をとっており、入園せずに先を急いだ。この地区には大きな寺が点在している。
高台にある立派な寺の境内に入ってみた。宋泉寺である。階段を上ると左側に鐘楼があり、右側には都指定のカヤの大木が聳えていた。街並みが眺望できる。宋泉寺のカヤは、これから向かう塩船観音の夫婦杉と青梅市の都天然記念物4つのうちの2つで今日同時に出会うことができる。
城山通りを更に進み、観音通りへ左折する。街並みから外れ緑が広がっている。
茅葺の仁王門をくぐり境内にはいる。左側は車用の道が並行している。仁王門の左右には都指定有形文化財の阿吽像が安置されている。参道をくねくね曲がりながら奥へ進んで行く。人も少し増えてきた。予報通り曇りがちであるが、雨の心配は夕方までは持ちそうであった。敷石の参道は続き、やがて階段となる。階段の左右に都天然記念物の巨樹夫婦スギが構えていた。
更に進むと大きく開けた場所に出た。不動明王・護摩堂・本房を中心に、売店や鐘楼などが並んでいる。尾根の天辺に観音像が安置されて見下ろしている。食事の場所を観音像辺りと決め、つつじ園の中を上る。ツツジは既に花が終わっており緑の葉のみである。台座からは低木の園が一望でき満開の時期は絶景だろう。
この周囲の地形が小丘に囲まれ船の形に似ているところから、仏の衆生を救おうとする大きな願いの船である「弘誓の船」になぞられて、「天平年間に僧行基菩薩が塩船と名付けたと伝えられる」と案内チラシに紹介されていた。食事を観音像の真下のベンチで済ましてから、観音像の裏側にある尾根道に入ってみた。この尾根道は、七国峠方面まで散策できる霞丘陵ハイキングコースとなっている。
金網の扉は開いており、霞丘陵自然公園に入る。塩船観音寺の隣の谷戸になる。尾根道の北側は、青梅ゴルフ倶楽部のホールが眼下に続いている。赤松林や山野草が守られている公園内を下り、また、上って観音像の背後に戻り再び観音寺に入る。
本房の裏側には観光客用のベンチが並び、僕らは観音様に背中向けて集合写真を撮る。観音像は比較的新しく平成22年に建立され、台座を含めてまだ真新しかった。
帰路は観音寺から東青梅駅へ戻るコースを予定していたが、一駅立川寄りの河辺駅に向かう。
街中と云うより田園風景が続いている中を進み、また住宅地に入ると方向が曖昧になり、犬の散歩の主婦に案内してもらった。
昔のあぜ道の中のような道をくねくね曲がりながら、大通りまで同行してもらったが、二度と同じ道を行くことはできそうもない。河辺駅は東青梅駅より賑やかであるが、私の初めての所である。立川駅で下車し何時もの北口の居酒屋「磯村水産」でハイキング後の歓談の場を楽しんだ。小雨がぱらついてきた。
長張 記
サークル活動
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